ペーパードリップの失敗と原因について
ペーパードリップでコーヒーを入れる際、最初の頃は失敗は付き物でしょう。
まあ逆に言えば、ペーパードリップは、失敗したり成功したりというプロセスも楽しみの一つですからね。
ただし、その失敗が「なぜ起こったのか?」という原因が分からなければ、ひとりで悩みを抱えることになってしまいます。
そこで、コーヒー初心者の方のためにペーパードリップの失敗例と、その原因について書いてみます。
たとえ、今入れたコーヒーが失敗だったとして問題ありません。
次から同じ間違いを繰り返さなければ、どんどんペーパードリップの腕前は上達しますよ。
ペーパードリップの失敗例 水っぽいコーヒー
ペーパードリップの失敗例の一つ目は、水っぽいコーヒーです。
ペーパードリップで水っぽいコーヒーができて失敗する場合には、以下のような原因が考えられます。
- コーヒー豆の量が足りていない
- コーヒー豆の挽き方が粗い
- ドリップの時間が短すぎた
- お湯の量が規定量を超えていた
ペーパードリップ初心者の方には、驚くほど多い失敗と言えますので、しっかりチェックしてくださいね。
ペーパードリップの失敗例 苦いコーヒー
ペーパードリップの失敗例の2つ目は、苦いコーヒーです。
まあ、失敗というくらいですから苦いと言っても、良いコーヒーが持っている「まろやかな苦み」のことではありません。
舌の奥にいつまでもまとわり付いて来る、あのイヤ~な苦みのことです。
ペーパードリップで苦過ぎるコーヒーができて失敗した場合には、以下のような原因が考えられます。
- コーヒー豆の焙煎度が強過ぎる
- 使用したお湯の温度が高過ぎる
- 抽出したコーヒーを再び温める際に加熱し過ぎた
ペーパードリップでコーヒーを入れるお湯の温度は、80度~94度くらいまでが適温です。
それ以上の温度で入れると、重くて苦みの強過ぎるコーヒーとなってしまいます。
また、焙煎度合いはコーヒーの入れ方によって異なります。
ペーパードリップと相性の良い焙煎度のコーヒー豆を購入しましょう。
ペーパードリップの失敗例(3)コクがないコーヒー
ペーパードリップの失敗例の3つ目は、コクがないコーヒーです。
コクがないコーヒーって、なんだか魂を抜かれたみたいな味でガックリしちゃいますよね。
入れたコーヒーにコクが無い場合は、以下のような原因が考えられます。
- 蒸らしの時間が足りなかった
- 粗挽き過ぎるコーヒー豆を使用した
- コーヒー豆そのものが良質でない
「蒸らしの時間」が短いと、せっかくのコーヒー豆のエキスが十分に抽出されません。
コーヒー豆が粗挽き過ぎると、豆の表面積が十分に確保されず抽出が不十分になりやすいです。
コーヒー豆そのものが良質ではないという点は、初心者の頃は気づかないことも多いです。
一番まちがいない方法は、自家焙煎のコーヒー豆屋さんで直接たずねることですね。
その際、自分が入れたいコーヒーのイメージも一緒に伝えると良いでしょう。
コクがなく抜けたようなコーヒーにならないよう、しっかりチェックしながらペーパードリップの腕前をどんどんアップさせてくださいね。