カリタ式ペーパードリップの入れ方について
カリタ式ペーパードリップの入れ方のコツについてご説明します。
ペーパードリップの入れ方の基本は、カリタ・メリタ・ハリオ・コーノとも同じです。
カリタ以外のそれぞれの入れ方の違いについては、別ページでご説明しますね。
便宜上、ここでは「カリタ」としてお話を進めていきます。
カリタ式ペーパードリップの入れ方とコツについて
- 中煎り、もしくは深煎りの中挽きコーヒー豆 10~12グラム
- ミネラルウォーター、もしくは浄水した水
※2人分の場合は18~22グラム用意してください。
まず、カリタのペーパーフィルターのハシを折って、ドリッパーにセットします。
この時、計量スプーンで測ったコーヒー豆をペーパーフィルターへ投入してください。
※コーヒー豆は出来る限り「挽き立て」と使いましょう。
コーヒー豆を蒸らす際にうまく膨らむようドリッパーの淵をトントンと叩き、スプーンなどで少し真ん中を窪ませましょう。
※この行程は、ペーパードリップの入れ方のコツですから忘れずに行ってください。
カリタ式ペーパードリップの入れ方~抽出
カリタ式ペーパードリップの入れ方で最も重要な「抽出」に移りましょう。
コーヒー豆から2~3cmほどの高さから、1投目のお湯を「の」の字を描くように注いで行きます。
お湯の温度は味の好みによりますが、まずは90℃くらいが良いでしょう。
お湯を注ぐコツは「細く・静かに・粉の上に乗せるように」というのがポイントです。
この時、1つ注意点があります。
お湯はコーヒー豆全体を湿らせるよう注ぐのですが、この時にペーパーフィルターやドリッパーのフチにお湯をかけないようにしましょう。
ペーパーや淵にお湯をかけてしまうと、そこに「お湯の通り道」が出来てしまい、抽出が不十分のまま下へ落ちてしまうからです。
お湯が染み渡ると、コーヒー豆がまるでハンバーグのようにふっくらと膨張します。
この行程を「蒸らし」と言います。
蒸らしのコツは、コーヒーサーバー(受ける器)にコーヒーの抽出液が落ちないようにすることです。
ただし、かすかに垂れる程度なら問題はありません。
20秒から30秒ほど蒸らしたら、再び「の」の字を描くように1投目と同様に、細く静かにお湯を注いで行きます。
するとコーヒー豆が盛んに泡立ち、さらに大きくコーヒー豆が膨張するかと思います。
※泡の勢いはコーヒー豆の新しさの証です。勢いがない場合はコーヒー豆が古くてNG!
しばらくすると、ふっくらと膨張したコーヒー豆が凹みます。
ドリッパーを確認し、抽出液が落ち切る前に、3投目のお湯を静かに注ぎます。
その後、4回・・・5回・・・と、3回目と同様にお湯を注いで行きます。
ここで再び、お湯を注ぐ際の注意点をご説明します。
カリタのペーパードリップの場合、コーヒーの抽出エキスは3回目でほぼ出切ってしまいます。
ですので、4度目以降お湯を注ぐ際はコーヒーの濃度を調節するつもりで少し速めにお湯を注いで行きましょう。
コーヒーサーバーの目盛りを確認してください。
目的の分量までコーヒーの抽出液が来ていたら、ドリッパー内にお湯が残っている状態で取り外します。
※これは美味しくコーヒーを入れるためのコツで、雑味が混ざらないようにするためです。
その際、残ったお湯がポタポタ垂れないよう、布巾などを添えて取り外すと良いですね。
この一連の工程を、およそ3分で完了するように心掛けましょう。
上手く入れられたかどうかの目安は、フィルター内に残ったコーヒー豆がすり鉢状になっていることです。
さあ、自分で入れた香り高いコーヒーをさっそく飲んでみましょう♪