コーヒーのドリップポットを使っていますか?
コーヒーを入れる時に、ヤカンで入れる方もいます。
ですが、ちょっとこだわって来るとドリップポットに目が行くようになりますよね。
ちなみに僕も、自宅でコーヒーを楽しむ時は、いつもドリップでコーヒーを入れてるので、ドリップポットは大活躍していますよ。
美味しいコーヒーをドリップで入れる時、不可欠とも言えるのがこのドリップポット。
ただ、初心者の頃は、どんなものを選べば良いのか迷いますよね。
そこで、今回は、コーヒードリップポットの選び方や使い方、おすすめのポットまでご紹介しちゃいます!
コーヒーのドリップポットが必要なのは何故?
ところで、どうしてコーヒーを入れるのにドリップポットは必要なのでしょうか?
ヤカンじゃダメなのか?って気になるところではあります。
ドリップコーヒーを入れるときに、豆の粉の入ったフィルターにお湯を注いでコーヒーを抽出しますよね。
その際、ドボドボと無造作にお湯をかけると、おいしいコーヒーは入れられません。
なぜなら、コーヒー豆のエキスと一緒に、さまざまな雑味まで抽出されるからです。
そこで登場するのが、「コーヒードリップポット」!というわけです^^
ちなみに、あなたは、コーヒーをドリップで入れようとしたときに、お湯を勢いよくドボドボって注いでしまったことはありませんか?
僕は、過去に一度だけあります。
お恥ずかしながら、その時に使った道具は、電気ケトル。
だから、お湯を注ぐときの調節が出来ずに苦戦してしまいました(汗)
ところが、コーヒードリップポットなら、そんなことにはなりません。
電気ケトルやヤカンとは違って、注ぐお湯の太さや量を細かく調整できるからです。
ドリップポット最大の特徴は、注ぎ口の形!
ポットの本体から、白鳥の首を思わせるようなカーブを描き、細く長く作られています。
この注ぎ口の形状のおかげで、お湯の量の調整がしやすいわけですね。
自分のお気に入りのコーヒードリップポットがあると、コーヒーを入れるのがとても楽しくなりますよ。
でも、いろんなタイプのドリップポットがあるので、どれを選べばいいか、迷ってしまいますよね?
そこで続いては、選び方のポイントについてご紹介しましょう。
コーヒーのドリップポットの選び方!3つのポイントとは?
コーヒードリップポットの選び方には、いろいろな観点があります。
今回は、初心者にも分かりやすくポイントをしぼってお伝えしましょう。
コーヒードリップポットを選ぶとき、3つのポイントを意識すると良いです。
- 材質
- 注ぎ口のタイプ
- 容量と重さ
まずは、材質からご説明しましょう。
コーヒードリップポットの材質には以下の3タイプがあります。
- ステンレス
- ホーロー
- 銅
まず、ステンレスは、もっともスタンダードで丈夫ですし、落としても割れにくいという特徴があります。
種類がとても豊富で、値段的にも入手しやすいものが多いです。
初めての方には使いやすいタイプなので、おすすめですよ。
ホーローは、金属の表面にガラスの釉薬(うわぐすり)で加工された作りとなっています。
保温性に優れていて、カラーバリエーションが豊富なので、女性に人気が高いですね。
キッチンのインテリアと合わせたい場合にも、選ぶと良いでしょう。
銅製は、熱の伝導率が高いのが特徴です。
落としたりすると凹んだり、手入れが悪いとサビが出やすいので注意したいところ。
しかし、使うほどに味が出るタイプなので、興味がある方は一つ持っておくと良いでしょう。
では、選び方のポイント2つ目、注ぎ口のタイプについて説明しましょう。
ドリップポットの注ぎ口には、以下の2つのタイプがあります。
- 細口タイプ
- 鶴口タイプ
細口タイプは、細い注ぎ口が特徴で、初心者の方にも使いやすいタイプです。
注ぎ口が細いことで、細く安定したお湯を注げるわけですね。
一方、鶴口タイプは、どちらかというと上級者向けのタイプ。
細口タイプに比べると、注ぎ口が太く短く上を向いているのが特徴です。
上を向いている先端によって、細口タイプよりもお湯を細く注ぐことができますが、ちょっとだけ調整が難しいんですよね。
ちなみに、鶴口タイプは、専門店でプロが使っていることが多いです。
これから、ドンドン腕前を上げていきたい方は、こちらのタイプが良いかもしれませんね。
では、最後のポイント「容量と重さ」について説明します。
まず、初心者の方は、ドリップポットの容量は、あまり大き過ぎない方が使いやすいでしょう。
たとえば、毎日コーヒーを飲む人数が1~3人だった場合は、だいたい500ml~900ml。
3人以上なら、900ml以上の容量を目安にしましょう。
また、ドリップポットは重いものを選ぶと、抽出の最中に手が疲れてしまい、うまく調整できなくなることがあります。
特に、女性の方は非力なことが多いので、できるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。
それでは、選び方のポイントが分かったところで、ドリップポットを使ったコーヒーの入れ方をカンタンにご説明しますね。
コーヒーのドリップポットの使い方!2つのポイントが重要です
では、さっそくドリップポットを使ったコーヒーの入れ方をご紹介します。
まず、ドリッパーをセットしたら、コーヒー粉の中心に「500円玉」くらいの大きさのお湯を置くように、細く優しく注ぎます。
その際、まわりのフィルターにお湯がかからないよう注意してください。
フィルターにお湯がかかると、そこからお湯の通り道が出来てしまい、コーヒー粉を通らずに下へ落ちるからです。
そして、一投目のお湯の目的は、コーヒーの粉全体にお湯を行き渡らせて「蒸らす」ということ。
なので、注ぐお湯は、下のサーバーに落ちないよう、粉全体にギリギリ行き渡る量に留めておいてください。
「一投目の湯量は、コーヒー粉の全体に行き渡り、下に落ちないくらい」
・・・と覚えておくと良いでしょう。
全体にお湯が行き渡ったら、30秒ほど蒸らします。
ですが、30秒というのは、あくまでも目安です。
気温や湿度、豆の状態によって時間が変わりますので、そこは豆の状態を見ながら調整しましょう。
十分にコーヒー豆が膨らんだら、二投目のお湯を注ぎます。
お湯を注ぐときのポイントは、『「の」の字』を描くようにすることです。
この時も、フィルターのフチにはお湯がかからないようにしてくださいね。
お湯を、ゆっくり優しく一定量をキープしながら注ぎます。
ちなみに、この二投目のタイミングでコーヒー抽出の味は、8割決まると言われているんですよ。
盛り上がったコーヒー豆の泡の勢いに合わせて徐々にお湯の注ぎ量を太くしていき、同じ高さをキープします。
そして、自分の好みの濃さになったらお湯を注ぐのをやめてください。
最後に、注意点があります。
コーヒーのドリッパーは、フィルターの中のお湯が残ったままの状態で、サーバーから外しましょう。
なぜなら、フィルターの中の抽出液をすべて落とすと、コーヒーのイヤな雑味が一緒に出てしまうからなんですね。
コーヒー豆の表面に浮いている泡は、ほとんどが「アク」だと覚えておけば、忘れて落とすこともなくなりますよ。
さて、ザッとではありますが、ドリップポットの使い方や入れ方はお分かりいただけたかと思います。
それでは最後に、初心者がドリップポットを使う場合の、おすすめメーカーについて触れておこうと思います。
ドリップポットのおすすめ!タカヒロやユキワはどう?
コーヒーのドリップポットのメーカーで人気があるのはいろいろありますが、あえて選ぶとするなら、以下の2つです。
- タカヒロ
- ユキワ
どちらのメーカーも特徴が異なるので、詳しくご紹介しますね。
まず、タカヒロのドリップポットは、作りがしっかりしているのに軽いのが魅力です。
ステンレス製で、持ち手も厚みがあるので、火傷の恐れもありません。
また、細口タイプの注ぎ口なので、お湯を注ぐときの安定感は抜群です。
ぜひ、初心者の方に使っていただきたいメーカーです。
次に、ユキワのドリップポットですが、こちらは喫茶店などでよく見かける「鶴口タイプ」のポットです。
ユキワはお湯がたくさん入るので、大人数でコーヒーを飲むときには重宝します。
持ち手も持ちやすく、ポットの蓋(ふた)も本体から外れないように工夫されています。
なので、ドリップにだけに集中することが出来ます。
ただし、鶴口タイプなので、細くお湯を注げますが、調整がちょっとだけ難しいので、初心者の方は向かないかもしれません。
- タカヒロ・・・初心者の方におすすめ
- ユキワ・・・少しお湯の調整に慣れてきた方におすすめ
という感じでしょうか。
コーヒーのドリップポットは、持った時の感覚で選ぶことも多いので、実際に使ってみるのが分かりやすいですよ。
あなたも、ぜひ自分の好みやレベルに合わせたドリップポットを使いこなして、おいしいコーヒーを楽しんでくださいね!
では、コーヒーのドリップポットについて、最後におさらいをしましょう。
まとめ
今回は、コーヒーのドリップポットの選び方や使い方についてお伝えしました。
ドリップポットが必要な理由は、細く長くお湯を注げるのでおいしくコーヒーを入れやすいことです。
選び方のポイントは3つ。
- 材質
- 注ぎ口のタイプ
- 容量と重さ
でしたね。
コーヒーを美味しくドリップする時のポイントは、お湯の注ぐ量を安定させること。
最後に、ドリップポットの代表的なメーカーとして、タカヒロとユキワをご紹介しました。
おすすめのメーカーも分かったところで、さっそく自分の相棒になるコーヒードリップポットを探しに行きましょう!
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