ペーパードリップをかき混ぜるコーヒーの入れ方とは?
ペーパードリップのコーヒーの入れ方で「かき混ぜる」という抽出方法があることをご存知でしょうか?
一瞬「何を言っているのかわからない」と言われてしまいそうですよね。
もう少し詳しく言いましょう。
実は、ペーパードリップの蒸らしの際に「かき混ぜる」という動作を入れるコーヒーの抽出方法があるのです。
今、アメリカの西海岸で流行っているかき混ぜるペーパードリップの抽出方法、「ポアオーバー(Pour over)」と呼ばれる方法についてご説明します。
まあ、日本におけるコーヒーの抽出方法から考えると「え?」と思ってしまいそうですが、かなり面白い方法ですので、最後までお読みくださいね。
ペーパードリップをかき混ぜる抽出方法「ポアオーバー」とは?
実は、ペーパードリップをかき混ぜる抽出方法をポアオーバーと呼ぶのではありません。
アメリカでハンドドリップのコーヒーを注文する時に、ポアオーバーと呼ぶのです。
ちなみに、日本と同じようにドリップコーヒーとオーダーすると、ハンドドリップのコーヒーは、まず出てきません。
大きいポットに入った汲み置きみたいなコーヒーがカップに入れられて出てきますので、注意が必要です(汗)
西海岸で流行しているポアオーバーとは、そのお店における特別なコーヒー豆を使って、入念なるハンドドリップで入れたスペシャルなコーヒーのことです。
そして、ポアオーバーでコーヒーを入れる際の「入れ方」が凄いんです。
そう・・・かき混ぜるんです!
ペーパードリップをかき混ぜるタイミングは?
ポアオーバーで、ペーパードリップのコーヒー豆をかき混ぜるタイミングは、どこなのでしょうか?
では、ペーパードリップによるコーヒーの入れ方の流れに沿ってご説明しましょう。
まず最初に、ポットにお湯を沸かします。
その間に、グラインダー(コーヒーミル)で、人数分のコーヒー豆を挽いておきます。
次に、ペーパードリップのドリッパーにフィルターをセットし、今挽いたばかりのコーヒー豆を投入します。
お湯が沸いたら、ドリップ用のポットに移し、90℃くらいになるまで少し冷まします。
お湯が冷めた段階で、第一投目のお湯をゆっくり静かに投入して「蒸らし」の時間に入ります。
そして、ここで・・・かき混ぜるんです!
え?何をって?もちろん、言わずと知れた「コーヒー豆」をです!
専用の混ぜる棒があるのですが、正直混ぜるものはスプーンでもなんでも構いません。
そして、混ぜたのちに、ふつうに第二投目を注ぎ、コーヒーを抽出するんですね。
これが、ペーパードリップをかき混ぜる抽出方法「ポアオーバー」のやり方なのです。
アメリカでは、基本的に浅煎りのコーヒー豆が多いですから、この入れ方によって、香りを思いっきり引き出すんだそうです。
浅煎りのライトなコーヒーがお好きな方は、試してみると面白いのではないでしょうか。