カプチーノの作り方や飲み方を知っていますか?
フワフワの泡が魅力的なカプチーノって美味しいですよね。
ふだん何げなく注文をしているカプチーノ。
ですが、カフェのメニューには「カフェラテ」や「カフェオレ」など、コーヒーとミルクを使ったものがあります。
どんな違いがあるんだろう?というのは、ちょっと気になるところ。
また、家庭での作り方や正しい飲み方があるなら知りたい方も多いことでしょう。
そこで今回は、カプチーノの作り方、ラテやカフェモカとの違い等について説明しましょう。
また、フワフワの泡を作れる道具や、正しい飲み方についても詳しく解説します。
カプチーノにはこんな作法やマナーがあったのかと驚かれるかもしれませんよ。
カプチーノとは?ラテやカフェオレとは違うの?
カプチーノと聞いてフワフワのミルクを思い出した人、正解ですよ。
カプチーノとは、
- スチームミルク(蒸気で温めたミルク)
- フォームミルク(蒸気で温め泡立てたミルク)
この2つを、エスプレッソの上に注いでいるのが特徴のコーヒーだからです。
カプチーノは、エスプレッソ1:スチームミルク1:フォームミルク1の割合でできています。
そのため、カップの一番上がフワフワの泡となるわけですね。
ちなみに、カプチーノという名前は、キリスト教のカプチン修道士会の帽子(頭巾との説明もあり)や服が名前の由来になっている、との説があります。
色以外に、形が山のように盛り上がっていることと、カプチーノのフォームミルクが似ていることが由来みたいです。
コーヒーが長く愛されているという歴史が感じられる素敵な説ですね。
ところで、ラテアートで人気のカフェラテも、エスプレッソコーヒーと蒸気で温めたミルクを使っていることを知ってましたか?
エスプレッソ専用マシンは、ミルクを蒸気で温める機能を備えたものが多いです。
カフェラテもカプチーノも、そのミルクを使って作られるわけですね。
じゃあ、カフェラテもカプチーノも、同じエスプレッソマシンのミルクで作るのに、なぜ名前が違うのでしょう?
実は、カプチーノとカフェラテはミルクの割合が違うのです。
カプチーノは、フワフワのフォームミルクによってミルクたっぷりに感じられますが、カフェラテよりもミルクは少なめです。
ただ、カフェラテは、お店によってはエスプレッソとミルクの割合がまちまちな場合があります。
そのため、カフェラテとカプチーノの違いは分かりにくい場合があるのです。
なので、基本的には、以下のように覚えておきましょう。
- カフェラテ・・・スチームミルク+エスプレッソ
- カプチーノ・・・フォームミルク+スチームミルク+エスプレッソ
ビターな味を求めるのならばカプチーノ、マイルドな味ならばカフェラテと考えておけば間違いはありませんよ。
ところで、カフェオレというミルクを使ったコーヒーもありますよね。
これは、カプチーノやカフェラテとどう違うのでしょうか?
- イタリアではカフェラテ
- フランスではカフェオレ
と認識されている方も多いと思います。
実際、ミルクのことをイタリアでは「ラテ」、フランスでは「オレ」というので、それも間違いではないともいえます。
しかし、カフェオレには、カフェラテともカプチーノとも違う点があるのです。
決定的に違う点は、カフェオレはエスプレッソではなく、深煎りのドリップコーヒーで作るというところ。
温めたミルクとドリップコーヒーで作られたものがカフェオレなのです。
カプチーノ、ラテ、カフェオレ、それぞれの違いについてお分かりいただけましたか?
では、それぞれの違いについての説明はここまでにして、次はカプチーノの作り方へと移ることにしましょう。
お店だけではなく、家でも簡単にカプチーノを作れたら良いと思いませんか?
早速カプチーノの作り方の説明をしましょう。
カプチーノの作り方は簡単なの?
カプチーノの作り方はシンプルです。
120~180mlの大きさのコーヒーカップにエスプレッソ・スチームミルク・フォームミルクの順番に注ぐだけです。
エスプレッソマシンだと蒸気でミルクを温める機能がついてるものがあります。
なので、マシンひとつでカプチーノを作る人が多いかもしれません。
スチーム機能を使ったミルクの温め方や泡立て方は多少の慣れは必要ですが、練習すれば誰もができるようになりますよ。
ただ、この説明だけだと、カプチーノを作るのには、スチームミルク機能のついたエスプレッソマシンが不可欠のように聞こえますよね。
安心してください、そんなことはありません。
スチームの機能はなくてもカプチーノは家でも作れますよ。
カプチーノでは、スチームミルクという言葉が使われますが、これって要するに「温めたミルク」です。
鍋で温めても、レンジで温めても、ミルクが温まれば良いのです。
また、フォームミルクは「泡立てたミルク」のこと。
なので、泡立て器を使えば作れますよね?
さらに、「カプチーノはエスプレッソを作れなければダメなの?」となりそうですが、それも違います。
マシンもスチーム機能がなくても、ドリップやインスタントを濃いめに入れて、エスプレッソの代わりにすればいいのです。
もちろん、カプチーノは、エスプレッソを使うのが正式ではあります。
ですが、お家で気張らずに簡単カプチーノを楽しむのならば、これくらい自由でもいいと思いませんか?
コーヒーはリラックスタイムでもあるのですから。
ただし、カプチーノの泡立てだけは、ふつうの泡立て器を使っていると、どうしても疲れてきてしまいます。
そこでおすすめなのが「カプチーノミキサー」という道具です。
カプチーノと名前がつくくらいですから、フォームミルクに特化した優れたグッズを想像されることでしょう。
では、そんなカプチーノミキサーについて説明していきますね。
カプチーノミキサーなら美味しいカプチーノが簡単に作れる?
カプチーノミキサーとはミルクのフワフワとした泡を作る道具です。
スチーム機能付きのエスプレッソマシンがなくても、これさえあれば簡単にフワフワの泡を作り、美味しいカプチーノを作ることができます。
1000円を超えるものもありますが、最近では100均のカプチーノミキサーが有能だと支持されています。
100均のカプチーノミキサーは、本格的な泡が楽しめる優れもの。
そのため、ショップでもかなり少なくて「やっと見つけた!」という声をよく聞きます。
なので、気になる方は、常にチェックしたほうがいいですよ。
注意点としては、カプチーノミキサーはとても便利ですが、回転させながらミルクに入れると飛び散ります。
なので、ミルクの中に入れてからスイッチオンしてくださいね。
ミルク以外にも豆乳でも泡が作れるので、ソイメニューにも挑戦できますよ。
100均以外のカプチーノミキサーだと、カップに入れた状態で作ることに特化した形状のものもあります。
なので、自分がどんな泡を求めているか?ということから選ぶと良いでしょう。
さて、カプチーノの作り方が分かったところで、飲み方のマナーや作法について触れてみましょう。
カプチーノには、意外な「マナー」があるんですよ。
カプチーノの飲み方は?マナーや作法があるの?
カプチーノに飲み方やマナーがあるの?という質問をいただくことがあります。
エスプレッソコーヒーとは違って、カプチーノはミルクの甘さとエスプレッソの苦味のバランスを楽しむものです。
エスプレッソと聞くと、砂糖がないと苦くて飲めないと思うかもしれません。
・・・が、スチームミルクとフォームミルクには濃厚な甘みがあります。
そのため、砂糖なしでもカプチーノには十分な甘さがあります。
だから、飲む前に砂糖は入れないというマナーを覚えておいてください。
そして、ミルクとエスプレッソのバランスを楽しみながら飲むと、カップの内側に泡は残ってしまいます。
その泡をわざわざスプーンですくって食べると、お行儀悪いかもと感じますよね?
でも安心してください。
実はこの内側の泡、食べてしまってもマナー違反にはなりません。
カプチーノの泡は、多くの場合、砂糖を加えてミルクの泡とともにデザート感覚で楽しみながら食べるものなのです。
ちょっと例えが変かもしれませんが・・・
お鍋の最後に麺類を入れるような感覚で、カプチーノの残った泡に砂糖を入れて最後まで楽しんでください。
あと、日本ではカプチーノを頼むタイミングをあまり気にしませんが、イタリアでは朝の飲み物であり食後には注文をしません。
濃厚な甘さを持つスチームミルクとフォームミルクを使ったカプチーノを食後に頼むことは「食事の量に満足していない」という意味になります。
濃厚な甘さがあるからこそ、朝の一杯としてカプチーノはイタリアで愛されています。
そのため、朝飲むということが作法であり、マナーなんですね。
日本ではいつ頼んでも大丈夫なカプチーノですが、、イタリアで知らないうちにマナー違反を起こさないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。
さて、カプチーノについてたくさんの事をお伝えしてきましたが、最後におさらいをしましょう。
まとめ
今回は、カプチーノについて説明をしました。
カプチーノとカフェラテの違いはミルクの状態。
カフェオレは、エスプレッソメニューではありませんでしたね。
カプチーノは、エスプレッソマシンなしでも簡単に作ることができます。
専門のカプチーノミキサーは100均も、それ以外も泡立てが優秀だとということですね。
カプチーノの飲み方のマナーについてもお伝えしました。
本場イタリアのようjに濃厚な味わいのカプチーノを、ぜひあなたも楽しんでみてくださいね!
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