アフォガードというコーヒーメニューを知ってますか?
最近、アフォガードというコーヒーを使ったデザートを、スタバなどのコーヒーショップでよく耳にすると思います。
おしゃれな響きでステキですが、具体的にどのようなものなのでしょうか?
コーヒーを使ったおいしいデザートと聞くと「家で作れるの?」と興味がわく方もいることでしょう。
また、美味しいのは良いけど、デザートだからカロリーが気になる!という方もいるかも知れません。
実は、このアフォガードという名前にも、意外な真実が隠されていて興味深いんですよ。
今回は、そんなアフォガードの作り方や食べ方、また気になるカロリーなどについてもお伝えしていきます。
これを読めば、あなたはいつでも思う存分にアフォガードを楽しめるようになりますよ!
アフォガードとアフォガートは違うの?
アフォガードはイタリア生まれのデザートです。
・・・と言っても、本場イタリアにアフォガードはありません。
正式には「アフォガート」だからです。
なぜか、日本ではアフォガードと呼ばれるようになったわけですが、みなさんと意識を揃えるために、ここではあえて「アフォガード」の呼び方で説明しましょう。
アフォガードは、バニラ風味のアイスクリームやジェラートにエスプレッソをかけたものが有名です。
しかし、それ以外にもコーヒー・紅茶・リキュール・抹茶などをかけたものもあります。
この他、ソフトクリームを使ったお店もあるので、「バニラ味のアイスクリーム類に飲み物をかけたデザート」のことをアフォガードと呼ぶと考えてくださいね。
そのため、かける飲み物により「○○アフォガード」と呼ばれます。
バニラ味のアイスクリーム類を使う○○フロートもありますが、あちらは「飲み物の上にアイスを浮かばせた」ものです。
アフォガートとは、イタリアでは「おぼれた状態」を意味します。
飲み物をかけたところが「アイスがおぼれているように見える」ということで名付けられました。
なかなか、おもしろいでしょ?(笑)
また、フロートとアフォガードは同じバニラアイスを使いますが、飲み物とのバランスが違います。
アフォガードは、あくまでのアイスクリームが主役のため、フロートより飲み物の量が少ないのです。
フロートに使うコーヒーは、単独でもふつうに飲める濃さですが、アフォガードでは、かなり濃い味のコーヒーを使います。
コーヒーに限らず「濃い飲み物をかけて楽しむのがアフォガード」と覚えてくださいね。
ところで、なぜ濃い味の飲み物をバニラ味のアイスクリーム類にかけるのでしょうか?
実は、ここに、アフォガードとなる大事な理由がかくされています。
温かい飲み物をかけるとアイスクリーム類は溶けますよね?
「溶け出したバニラアイスとコーヒーが混ざる」
そのことで、飲み物の本来の味は薄まるため、濃い味の飲み物をかける必要が出てくるのです。
逆に、ふつうの濃さのコーヒーだとバニラ味に負けてしまい、飲み物本来の味や香りが楽しめなくなってしまいます。
コーヒーアフォガードにエスプレッソをかけることはもちろん、抹茶をかけるのも同じ理由で、濃い飲み物が必要だということです。
また、アフォガードは、好みによっては、ココアやシナモンのパウダーをプラスすることもあります。
こういった工夫も、すべて主役のアイスクリームとエスプレッソの組み合わせを楽しむためなんですね。
まあ、そういったことなど考えず素直にパクッと食べて美味しいと思うのがアフォガードかもしれませんが。
でも、このバニラと飲み物のバランスってアフォガードではとても大切なので、覚えておいて欲しいです。
しかし、濃厚な味わいが魅力のアフォガードですが、やはり気になるのは「カロリー」ですよね。
アフォガードのカロリーは高いのでしょうか?低いのでしょうか?
続いてご説明していきましょう。
アフォガードのカロリーは高いの?低いの?
アフォガードの標準的なカロリーは、アイスクリーム80g+レギュラーコーヒー60g
⇒146kcalです。
バニラアイスクリーム80gで144kcalあります。
なので、ほとんどカロリーはアイスクリームだけで占められていることがわかります。
つまり、アフォガードはかける飲み物にカロリーがあるかどうか、トッピングを追加するかどうかでカロリーの上下が決まるのです。
たとえば、バニラ味に負けないように濃い味のミルクティーをかけたとしたら、エスプレッソをかけるよりもカロリーは高くなります。
- モカ
- チョコ
- キャラメル
このような濃い味のソースをプラスしてアフォガードが美味しくなったとしても、カロリーは跳ね上がるのはわかりますよね?
生クリームを添えるのも、デザートとしては楽しそうですが、高カロリーのアフォガードとなりそうです。
その点、本来のエスプレッソを使ったコーヒーアフォガードなら、カロリーを抑えたデザートという点では合格!ということになります。
アフォガードは、バニラの甘さとエスプレッソの苦さを誰もが楽しめるデザートです。
シンプルにアフォガードを楽しむのであれば、他のデザートよりはヘルシーに楽しめてうれしいですよね。
さて、カロリーが意外と低いことがわかったところで、次はアフォガードの作り方の説明をしましょう。
美味しく作るコツも紹介しますが、カロリーが低いからって食べ過ぎないでくださいね。
アフォガードの作り方!2つの重要ポイントとは?
エスプレッソをアイスクリームにかけるだけだからコツなんて、と思うなかれ。
ほんのちょっとのコツで出来上がりと美味しさに違いがでるのが「アフォガード」です。
あ、ただ難しいわけではないので、ご心配なく^^
2つの重要ポイントをお伝えしましょう。
まず、アフォガードで忘れてはいけないのはアイスクリームが主役だということです。
ヘルシーにしようとエスプレッソをアイスクリームより多くしてしまったら、アフォガードのバランスは崩れます。
次に注意するのは、コーヒーの濃さと量です。
基本は、アイスクリーム80gにエスプレッソ60g。
アフォガードに使うコーヒーは絶対に「濃く苦く」を忘れてはいけません。
薄味のコーヒーではアフォガードが美味しくならないからです。
かけるコーヒーは苦くて濃い味、このコツは絶対忘れないでくださいね。
ちなみに、家庭でコーヒーアフォガードを作るときは、インスタントコーヒーを使う人が多いです。
エスプレッソに代わる濃く苦いコーヒーを少量作るのには、インスタントがやはり便利ですからね。
インスタントコーヒーの濃さは、ティースプーン1杯に、お湯は大さじ1~2杯です。
目安でエスプレッソ60gと紹介をしていますが、インスタントの場合は15~30ccくらいの量で作った方がアフォガードは成功しそうです。
かける量が多すぎてアイスクリームが一気に溶けて液体になってしまうと、アフォガードとはいえないのでこの量がベストかもしれませんね。
「家で食べるのであれば見た目なんて」
なんて思わず、ぜひ、おうちカフェ成功のためにもアイスクリームが主役のアフォガードを目指しましょう。
- アイスクリームが主役である
- コーヒーは濃く苦く少量作る
この2つのコツさえ忘れなければ、おいしいアフォガードが作れますよ。
また、最後の工夫で、アイスクリームやエスプレッソと相性のよい「ココア」や「シナモン」のパウダーを振りかけ、香りを楽しむのもいいでしょう。
ところで、シンプルで美味しいアフォガード作り方が分かったら、食べ方を知りたくなりませんか?
イタリア生まれのデザートであるアフォガード、食べ方に決まりはあるのでしょうか?
最後にご説明しましょう。
アフォガードの食べ方は?苦いのがイヤでも大丈夫なの?
苦いものが得意でなくても、アフォガードは楽しめます。
「バニラとコーヒーの苦味を味わう大人のデザート」
といわれてはいますが、子どもから大人まで楽しめるのがアフォガードのよいところ。
もしも苦いのがイヤなら、コーヒーは少しずつかけて、しっかりとアイスクリームの甘さを味わって食べてください。
もちろん、食べ方は自由です。
かけるコーヒーの量を、自分で調節できるのもアフォガードの魅力だからです。
また、底にたまったコーヒーだけをすくって苦さを味わうのも、アフォガードの食べ方の一つです。
自分だけのコーヒーとバニラの混ざり具合で、アフォガードは楽しめるのがうれしいですね。
また、中には、口の中が冷たすぎるのは苦手だという人もいるでしょう。
その場合は、クッキーなどの焼き菓子を添えれば、冷たさ対策はバッチリです。
アフォガードは、形あるアイスクリームにコーヒーを少量かけるのが基本ですが、最後の方はどうしても溶けてソース状になってしまいます。
でも、混ざり合ったものをスプーンですくって楽しむめるのもアフォガードの楽しさです。
食べ方に明確なルールがないのも、アフォガードが大人気の理由かも知れません。
ぜひ、自由にアフォガードを楽しんでくださいね。
それでは、アフォガードについて、まとめましょう。
まとめ
今回は、アフォガードについて説明をしました。
アフォガードはエスプレッソをアイスクリームにかけて楽しむイタリア生まれのデザートでしたね。
本当の名前は「アフォガート」。
カロリーはほぼバニラアイスクリームのみ。
なので、エスプレッソコーヒーを使う分には、わりとヘルシーでしたね。
作り方のポイントは2つ。
- アイスクリームが主役である
- 濃いコーヒーを少量かける
といったコツを守れば美味しくできます。
食べ方は自由が一番なので、いろいろな楽しみ方を自分で見つけてみてください。
ではここで、私もとっておきのアイスクリームを冷蔵庫から出して、アフォガードを楽しみたいと思います。
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