コスタリカコーヒーを知っていますか?
コスタリカのコーヒー豆は、日本でも人気が高まっているので、名前を良く聞く方も多いでしょう。
ところで、コスタリカコーヒーにはどんな特徴があるのかご存知でしょうか?
コーヒー好きなら、味や香りも気になるところですよね。
そこで、今回は、コスタリカコーヒーの特徴や品種、味と香りについてお伝えします。
特徴的なハニープロセスについてもお伝えしますのでお楽しみに。
これを読んだら、コスタリカコーヒーに愛着がわくこと間違いなし^^
コスタリカコーヒーの特徴と品種は?
高品質のコスタリカコーヒーはコスタリカでは「マイクロミルによる精製処理」によって生み出されているのが特徴です。
マイクロミルって何だろうと思われた方もいらっしゃいますよね。
「粉にする」がミル、「マイクロ」は小規模をあらわしています。
つまり、マイクロミルは「小規模の処理施設」のことです。
じゃあ、なぜこのような形態になったか?
それには、もちろん理由があります。
コスタリカは、コーヒー栽培を標高の高い山岳地帯で行っている栽培面積5ha未満の小規模農園が大多数。
そんなコスタリカでは、各農園で収穫したコーヒーの実を「集荷場」に集め、一括処理していました。
それが、ここ数年でそれぞれの農園が集まり、お金を出し合いマイクロミルを購入する動きが生まれたのです。
このことがきっかけであとで述べるハニープロセスにつながり「農園ごとに個性のあるコスタリカコーヒー」が生み出されることになります。
現在では、150を超えるマイクロミルが存在していると言われていますよ。
さらに、コスタリカコーヒーには、もう一つ特徴があります。
1993年にコーヒーの安定的な供給ブランドを守る目的で「コスタリカコーヒー協会(ICAFE)」が設立されたことです。
生産から輸出までの管理、品質の維持・向上に取り組み、同時に政府もコーヒー栽培に積極的にバックアップしているのです。
そして、コスタリカでは、すべて「アラビカ種」という高級なコーヒー豆で統一されています。
なぜかというと、国がロブスタ種の栽培を禁止しアラビカ種に統一したからです。
ちなみに、このようなことは世界的に例がありません。
そのため、コスタリカではすべてが、アラビカ種のコーヒー豆となっているわけですね。
そして、そのうちの9割が、高地で栽培されるカトゥーラ種と、低地で栽培されるカトゥアイ種です。
現在では、コスタリカで栽培されるコーヒー豆の50%がスペシャルティーコーヒーとして取引されているんですよ。すごいですよね!
じゃあ、この世界的にも評価が上がっている「コスタリカコーヒー」とは、一体どんな味なのでしょうか?
続けて見て行きましょう。
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コスタリカコーヒーの気になる味と香り、そして焙煎方法について。
コーヒーの味は「酸味」「苦み」「深み」などで表現することが多いですよね。
まず、コスタリカコーヒーの酸味ですが、トロピカル系の酸味からレモンなどの柑橘系の酸味があります。
苦みですが、本来苦みという味覚は敬遠しがちですが、どういうわけか大人になるとその苦みが癖になることがあります。
これが大人になるということでしょうか^^
深みがあるとは、味の複雑さがあるということです。
以上のことから、コスタリカ産コーヒーは、酸味が豊かで、深みを感じる苦み、甘みがあり、コクが感じられます。
じゃあ、なぜコスタリカコーヒーはそんな味わいになるのか?
まず、コスタリカコーヒーの7割以上が標高1000m~1700mの地で栽培されています。
それに加えて、火山灰による豊かな土壌や日照条件、降雨量がコーヒー栽培に適した環境となります。
さらに、コスタリカ独自に生まれた精製方法を経て、飲みやすい柑橘系のフルーティーなコーヒーが生まれたわけですね。
続いて、焙煎方法ですが、酸味が豊かなコスタリカコーヒーの場合、中煎りがおすすめです。
なぜなら、中煎りは、コスタリカコーヒーの特徴である豊かな香りを生かせるからです。
そして、コクがあり、酸味豊かでフルーティーなコスタリカ産コーヒー豆は「ハニープロセス」という加工法が使われています。
コーヒー通でなければあまりなじみのない言葉ですよね。
実は、この加工法によってコーヒーの味が変わってきます。
それでは、これからハニープロセスについて説明していきますね^^
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コスタリカコーヒーのハニープロセスって何?
コスタリカコーヒーは、「ハニープロセス」という加工法をとっています。
ところで、なぜ「ハニー」と呼ばれるのでしょうか、気になりませんか?
ハニープロセスは、パルプトナチュラルの一種です。
・・・と言っても、パルプナチュラルが分かりませんよね?(笑)
パルプトナチュラルとは、コーヒーチェリーから果肉を取り除いて乾かす方法のこと。
コーヒーチェリーをそのまま乾かす方法を「ナチュラル」と言います。
コーヒーチェリーから果肉を取り除いて水につけて洗い、乾かす「フリィウォッシュト」という方法もあります。
ハニープロセスは、まず、収穫したコーヒーチェリーを選別し、パルパーという果肉を除去する機械で果肉を取り除きます。
その後、ハニープロセスでは「ミュシレージ」と呼ばれる「ぬめり」を取り除いてから乾燥させます。
このぬめりを残す量は数段階あり、残す量の少ないほうから、
- イエローハニー
- レッドハニー
- ブラックハニー
と呼ばれています。
つまり、「ぬめり」を残す量で、呼び方が変わるのですね。
そして、このミュシレージ(ぬめり)は、糖分を含みます。
どのくらい残すかによって甘味が出てきます。
このように、種の取り出し方の違いによってもコーヒーに風味や味わいに違いを生み出すのですね。
で、なぜハニーと呼ばれるのかですが、中米ではミュシレージ(ぬめり)のことを「ミエル」と呼んでいます。
そして、「はちみつ」も同じくミエルと呼ばれるそうです。
そのためハニープロセスと呼ばれるようになりました^^
実際、ハニープロセスを経て仕上がったコーヒーは、より果実の甘みとコクが引き出される特徴があります。
精製方法によっても味に微妙な違いが生まれる。
コーヒー選びの幅が広がりますね。
最近の流行でもあるので、コスタリカコーヒーは、精製方法にも注目して試してはいかがでしょうか。
では、コスタリカコーヒーについていろいろとお伝えしましたので、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、コスタリカコーヒーについてお伝えしました。
コスタリカコーヒーの特徴は、マイクロミルによる付加価値の高まり、国の全面的な支援、コスタリカコーヒー協会(ICAFE)のこだわりで作られていましたね。
味と香りは、酸味が豊か、深い苦み、甘み、コク、柑橘系の香りが特徴。
ハニープロセスというのは、コスタリカ独自に生まれた特徴的な生産処理で味や風味に違いが出ます。
僕も、調べていくうちにコスタリカに愛着を持つようになってきた経験があります^^
その国の歴史や生産者の情熱が感じられるとコーヒーへの思い入れも違うのではないでしょうか?
コスタリカコーヒーをあなたの朝の一杯にしてみてはいかがでしょう!
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