マンデリンコーヒーとは?
マンデリンのコーヒーって、最近有名になったせいか、いろいろな場面でよく耳にしますね。
ただ、名前は良く聞いてもマンデリンって、どんな味がするコーヒーなのか?
マンデリンの苦みや酸味、香りなど、他のコーヒーとの違いが良く分からないという方も多いかも知れません。
そこで今回は、マンデリンのコーヒー豆の味の特徴や種類、G1などの等級や入れ方等についてお伝えします。
マンデリンコーヒーの味や特徴!フレンチローストがおすすめ?
まず最初に気になるのが、マンデリンコーヒーの味ですよね。
マンデリンは、コーヒ豆を深めの焙煎にすると、まろやかな苦味と深いコクが味わえる魅力的なコーヒーです。
苦味の効いた濃いめのコーヒーが好きな人にとっては、ワクワクするコーヒーがマンデリンなのです。
ちなみに、管理人である私も大好きなコーヒー豆の一つ。
自家焙煎のマンデリンのコーヒー豆は、表面に油が浮き出るくらい深煎りしてあることが多いです。
焙煎レベルで言うと、上から2番目に深い焙煎のフレンチローストくらいにすると、グッと苦味が引き立ちます。
ただし、念のために伝えておくと、イヤな苦味ではありませんよ。
一流の焙煎士が焼いたマンデリンは、まろやかな苦味とコク、そして甘みのあるとても深みのあるコーヒーになるのです。
コーヒー豆の品種として、マンデリンは、インドネシアのスマトラ島で栽培されてる「アラビカ種」です。
アラビカ種というのは、一言で言えばコーヒーの品種のこと。
インドネシアのコーヒー豆は、ロブスタ種とアラビカ種の2種類だけです。
ロブスタ種は、価格がリーズナブルなので、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーの原料として使用されます。
対するアラビカ種は、香りに優れていて、高級感のある味わいが特徴。
なので、高品質なレギュラーコーヒーの原料として栽培されています。
ただ難点なのは、味や香りが良い代わりに、収穫量が少ないので高価なコーヒー豆になることです。
ちなみに、日本に入って来るコーヒー豆のほとんどは、このアラビカ種なんですよ。
私たちは、いつも高級なコーヒーを飲んでるということですね。
ありがたいことです^^
ところで、そんな高価だと言われるマンデリンにも、グレードがあることをご存知でしょうか?
では、G1を代表とするマンデリンコーヒーの等級(グレード)についてお伝えしましょう。
マンデリンコーヒーのG1とは?等級はこうやって決まる!
マンデリンの産出国インドネシアでは、グレード【等級】を使ってコーヒー豆の品質管理を行っています。
等級は、G1(グレード1)からG5(グレード5)まであります。
マンデリンのグレードは、生産されたコーヒー生豆300g当たりにおける欠点豆数の範囲を基準として、等級が割り当てられます。
欠点豆数とは、収穫された生豆に混じっている「虫食い豆」や「病気のある豆」などの割合数のこと。
当然、マンデリンのコーヒーにもこの等級が適用されるわけですね。
マンデリンのコーヒー豆は、この欠点豆数の割合が少ない順からG1~G5の等級が割り当てられます。
G1~G5の詳細は、以下のような感じです。
- G1:欠点豆数:0~11個
- G2:欠点豆数:12~25個
- G3:欠点豆数:26~44個
- G4:欠点豆数:45~80個
- G5:欠点豆数:81~150個
マンデリンのG1は、欠点豆数が最も少なく、最高品質の豆となるわけです。
ちなみに、マンデリンという名前は、元々スマトラ島に住んでいたマンデリン族がコーヒー豆の栽培し始めたことから来ています。
日本の米のブランドで例えると、新潟県魚沼産の『こしひかり』のような感じ。
つまり、マンデリンのコーヒーは、栽培されている地域の名前でブランド化されているわけですね。
ところで、そんな魅力がたっぷりのマンデリンコーヒーを、どうせだったら美味しく入れたいですよね?
では、続いてマンデリンコーヒーの美味しい入れ方について、お伝えしましょう。
マンデリンの入れ方は?美味しく入れるために!
「マンデリンのコーヒーを美味しく入れる方法」
こうやって書くと、人によっていろいろな意見があると思います。
もちろん、人の嗜好というのは、いろいろなので、マンデリンのコーヒーを美味しく飲む入れ方も、絶対にこれじゃなきゃダメ!ということはありません。
ただし、一つこれだけは言えます。
基本的にコーヒーは、水とコーヒー豆から作る飲み物であるということ。
マンデリンに限らず、コーヒーは焙煎したばかりの新鮮な豆を使って入れさえすれば、よほどの事がない限り、美味しいコーヒーは入れられます。
でも逆に、焙煎してから数日経た劣化したコーヒー豆を使って、コーヒーを作るとどうなるでしょうか?
鮮度の落ちたコーヒー豆は、酸化しているので味が変わってきてしまいます。
こうなると、いくら優れた技術を持っていても、美味しいコーヒーなんて入れられないのです。
では、マンデリンのコーヒーを美味しく入れるために、まず必要な物はもう分かりますよね?
そう!「鮮度の良いコーヒー豆を準備する事」に尽きるということです。
出来れば、自家焙煎を行っている専門店で焙煎日が間近なものを購入しましょう。
安いコーヒーミルで良いのでそれも購入して、豆のまま保存するようにしてください。
そして、必ずコーヒーを入れる直前に豆を挽くことです。
たったこれだけで、たいして腕前が良くなくても、マンデリンコーヒーが持つ魅力を十分に楽しむことができますよ。
では、続いて、コーヒーの抽出法について、お伝えしましょう。
マンデリンのコーヒーを1番美味しく入れる抽出方法としては、やはりネルドリップがおすすめです。
なぜなら、多くのコーヒー愛好者から圧倒的に支持される『1番美味しいコーヒーの入れ方』が、ネルドリップだからです。
私も、やはりネルドリップにかなう入れ方はないと思いますよ。
ところで、このネルドリップのコーヒーが一番美味しいと言われるのには、ある理由が存在します。
それは、コーヒーオイルを充分に抽出する事ができるということ!
ネルという布フィルターは、美味しいコーヒーエキスを抽出しつつ、さらにコーヒーオイルをろ過しません。
なので、舌触りの良い滑らかなコーヒーができるのです。
特に、マンデリンのようにコーヒーオイルがたっぷりのコーヒー豆であれば、なおさらです。
その上、ネルの持つ繊維質が、コーヒー豆の雑味を取り除いてコクが出ます。
なので、マンデリンのようなコクを楽しむコーヒーには、ネルドリップという抽出法がおすすめなんですね。
ところで、まろやかな苦味が魅力のマンデリンですから、アイスコーヒーにしても、美味しいのではと思いませんか?
それでは、最後にマンデリンのアイスコーヒーの味についてもお伝えしましょう。
アイスコーヒーにしても美味しいの?
マンデリンコーヒーは、アイスコーヒーにしても美味しいと言われますが、その理由は何でしょうか?
それは、マンデリンの深い苦味とコクに関係します。
マンデリンのコーヒーは、深めに焙煎することで、良質な苦味と深いコク、コーヒーの甘みも味わえる魅力的なコーヒーです。
特に、コ―ヒー専門店でアイス用として使われるコーヒー豆は、深煎りした苦味の強い豆が多いです。
例えば、フレンチローストやイタリアンローストのような、とても深く焙煎されたコーヒー豆が使われているわけですね。
焙煎の深さは、一般に「浅煎りから深煎り」までの8段階に分けられます。
深煎りしたコーヒー豆は、酸味が弱く、苦味が強くなります。
つまり、苦味の強い深煎りのマンデリンコーヒー豆はアイスコーヒーにも適しているのです。
ただし、アイスコーヒーの焙煎やブレンドは、コーヒー専門店がオリジナルでやっていることが多いです。
なので、お家でマンデリンをアイスコーヒーにする場合、自家焙煎の店でアイス用のコーヒー豆を買って入れるのがベストの選択と言えるでしょう。
ちなみに、苦いコーヒーが苦手な方なら、ミルクを入れれば、少しだけ苦味の効いたマイルドなコーヒーにすることもできます。
そんないろいろなバリエーションが楽しめるのも、豊かな味わいを持つマンデリンならではの特徴と言えるでしょう。
マンデリンというコーヒーの魅力、お分かりいただけましたか?
それでは、たくさんお伝えしてきましたので最後にまとめましょう。
まとめ
では、最後にまとめです。
今回は、マンデリンコーヒーの味や特徴、等級、入れ方等についてお伝えしました。
まず、マンデリンは良質な苦味と深いコクが味わえるコーヒーで、アラビカ種という品種です。
G1に代表される等級は8段階ありましたね。
マンデリンの入れ方は、ネルドリップがおすすめ。
マンデリンは、焙煎の深いアイスコーヒーにしても、美味しいです。
マンデリンコーヒーのまろやかな苦味と豊かな香りを、ぜひお家で楽しんでくださいね!
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