水出しコーヒー器具は、今とっても話題!?
今、水出しコーヒーに注目が集まってるというのを聞いたことはありませんか?
ダッチコーヒーとも呼ばれる、まろやかな味が人気のコーヒーです。
オシャレな器具も多いため、家庭だけではなく、会社でも仕事中の楽しみのために、前日から準備して退社するもいるんですよ。
ただ、水出しコーヒーの器具は、いろいろなメーカーがあるので、選ぶのにも基準が欲しいですよね。
そこで、今回は、水出しコーヒーの器具の使い方や比較、おすすめのメーカー、最後は自作版などについても書いて行こうと思います。
水出しコーヒーの器具とは?3つのタイプがあるって本当?
まず、水出しコーヒーの器具とは、どんなものなのでしょうか?
きっと、聞いたことはあるけどイメージが湧かないという方も多いでしょう。
おもむきのある喫茶店で、ポタンポタンとコーヒーがゆっくりと落ちる大きな器具が飾られているのを見たことありませんか?
あれが、一番本格的な水出しコーヒーの器具です。
水出しコーヒーは、別名ダッチコーヒーと呼ばれます。
ダッチ(Dutch)はオランダ人の意味。
その昔、オランダ領だったインドネシアで、苦みの強いロブスタ種を美味しく飲むために生まれた器具なのです。
水出しコーヒーをオランダ人が考案したということから、ダッチコーヒーとなったわけですね。
そんな水出しコーヒーの器具には大きく分けて、3つのタイプがあります。
- ウォータードリップ
- コーヒーポット
- フレンチプレス
それぞれ、カンタンにご紹介しましょう。
【タイプ1】ウォータードリップ
ウォータードリップとは、点滴のようにゆっくりとコーヒーを落とす抽出器具のことです。
コーヒーのエキスが一滴一滴ゆっくり落ちていくのを眺めるのは、ある意味、至福の時間と言えるかも知れません。
先ほどの写真のように老舗のコーヒーショップへ行くと、アンティークなタイプが置かれていることも多いです。
【タイプ2】コーヒーポット
コーヒーポットは、コーヒーの粉を水と一緒に入れて寝かせておけば、朝には出来上がるという抽出器具です。
冷蔵庫へしまっておけるタイプのものが多く、朝の目覚めの1杯のために、夜から仕込んでおくという方も多いです。
お手軽さが特徴ですね。
【タイプ3】フレンチプレス
フレンチプレスは、ホットで入れる時と、ほとんど同じです。
粉と水を容器に入れて飲むときに、プランジャーというネット付きのパーツを押し下げてから注ぎます。
ホット同様、一味違った旨味のある水出しコーヒーになると評判です。
さて、3つのタイプの水出しコーヒー器具があることは分かりましが、一体どのように使ったら良いのでしょうか?
次に、水出しコーヒーの器具の使い方について、タイプ別に説明していきましょう。
水出しコーヒーの器具の使い方!タイプ別にご紹介
水出しコーヒーの器具の使い方は、タイプによって変わってきます。
(水出しコーヒー器具1)ウォータードリップ
家庭用のウォータードリップは、喫茶店で飾られているような大きなものではありません。
器具は、以下の4つが基本です。
- コーヒーが落ちるサーバー
- フィルター
- 水を入れるタンク
- ホコリよけのフタ
メーカーによって様々なデザインがあり、見ているだけで楽しくなるのが、このタイプの特徴と言えるでしょう。
一番上にあるタンクに水を入れると、それがポタポタとゆっくりと落ちます。
すると、セットしたコーヒー粉にゆっくりとしみ込み、フィルターを通してサーバーにゆっくり落ちていくという使い方をします。
少人数なら、2時間くらいでできあがるのではないでしょうか。
入れ方は、とてもカンタン。
上のタンクには水、真ん中のフィルター部分にコーヒーの粉、下にはコーヒーを受けるサーバーをセットします。
水の流れを調整するコックを回し、水の出方を調整すれば、あとはただ待つだけで本格的な水出しコーヒーができます。
(水出しコーヒー器具2)コーヒーポット
容器もリーズナブルで、かんたんに水出しコーヒーができると人気です。
フタにつけるタイプのフィルターを内蔵しているものが多く、本体に水を入れたらコーヒー粉を入れたフィルターを入れ、フタをして終了。
あとは、一晩もしくは8時間程度待つのみ。
冷蔵庫を開けたら美味しい水出しコーヒーがいつでも飲めてうれしいです。
(水出しコーヒー器具3)フレンチプレス
フレンチプレスは、ホットコーヒーを入れる時と使い方は同じです。
容器にコーヒー粉と水を入れて軽くかき混ぜ、8時間ほど放置します。
そして、飲み頃になったらプランジャーを下げて注げば完成です。
お好みによっては、ペーパーフィルターで濾したりもしますが、コーヒー豆の質感も一緒に楽しみたいという方は、そのまま飲むと良いでしょう。
さて、いかがでしょうか?
どのタイプも水とコーヒーの粉があれば待つだけというシンプルな使い方でした。
このようにお手軽にできるのなら、器具が欲しいという気持ちも高まってきますよね。
水出しコーヒー用の器具は、各メーカーがそれぞれ工夫を凝らし、ステキなものがたくさん販売されていますよ。
では、そんな水出しコーヒーの器具のメーカーをいろいろと比較しながら、おすすめのものを見て行きましょう。
水出しコーヒーの器具の比較!おすすめはハリオ?
水出しコーヒーの器具の中で、ウォータードリップとコーヒーポットを出しているメーカーを5つご紹介しましょう。
- ハリオ
- イワキ
- カリタ
- オージ
- ユニオン
この5つです。
では、それぞれのメーカーの説明をしていきましょう。
ハリオは、誰もが一度は名前を聞いたことがあるメーカーではないでしょうか?
こちらで出されている水出しコーヒーポットは、リーズナブルで美味しいコーヒーが飲めるとかなりの人気です。
中でも、ワインボトル思い起こさせる「フィルター・イン・コーヒーボトル」はおしゃれなデザインで支持を得ています。
ポットタイプの中には、他にピッチャーやジャグといったデザインのものもあり、その種類の豊富さは群を抜いています。
ウォータードリップも、ラインナップは充実しています。
2人用のものから24~25人用のものまでと、こちらもかなりの充実ぶりです。
イワキは、耐熱ガラスで有名なメーカーということもあり、ウォータードリップの器具の充実ぶりが素晴らしいです。
「この性能にして、この価格!」ということで好んで使う人も多いですね。
ただイワキではコーヒーポットの製造はなく、ウォータードリップのみの販売となっています。
カリタは、ハリオ同様、コーヒー器具のメーカーとして名前をよく聞きます。
ウォータードリップのコック調整が、以前のものより良くなったと評判が高いです。
老舗メーカーだけに、製品の向上に努めていることもわかりさすがですよね。
5人用のムービングというウォータードリップの器具が人気ですが、あとは10人以上と、家庭で使うには少し大きめの品揃えです。
こちらもウォータードリップのみの取り扱いとなります。
水出しコーヒーの器具メーカーとして日本を代表するオージは、マンガ「美味しんぼ」でも取り上げられたことのある知る人ぞ知る老舗です。
水出しコーヒー器具の老舗ということもあり、美しいデザインのウォータードリップが4人用~30人用まであります。
老舗ならではの、ウォータードリップへのこだわりがありますね。
ユニオンは、「かっぱ橋道具街」の老舗喫茶器具メーカーです。
昔ながらのコーヒー好きの方なら、きっと名前はよくご存じでしょう。
ユニオンでは、業務用はもちろん家庭用まで取り揃えています。
ウォータードリップは木目調の優しいデザインがステキです。
ただ、業務用の道具がたくさん売っているということもあり、10~30人用と大きなものが充実しています。
さて、いかがでしたか?
どのメーカーも美味しい水出しコーヒーを楽しむべく工夫がされていますよね。
最後は「自分が気に入ったかどうか?」が一番の決め手になるでしょう。
ただ、中でも、ハリオは性能も良いですし、ウォータードリップもコーヒーポットもあるので、選びやすいかなと思います。
価格もお手頃ですし、いろいろなデザインを揃えているのがいいですね。
もちろん選び方は、自由。
なので、以上のことを頭に入れながら、ぜひ自分好みの水出しコーヒー器具を選んでくださいね。
ところで、水出しコーヒーの器具を買わずに、もっと安価に自作ってできないの?という方が、たまにいらっしゃいます。
そこで、そんな方のために、専用の器具を使わない方法も説明します。
水出しコーヒーの器具は自作できるか?
イエスか?ノーか?
実は、イエスなんです。
水出しコーヒー器具は自作できるの?
自作といっても一から作っていくというものではありません。
家にあるもので代用できる、ということです。
そういった他の飲料を入れる道具を使えばできるのも、水出しコーヒーの魅力です。
水出しコーヒーの専用パックも、商品として出ていますからね。
その中でも今回は、一番カンタンにできる水出しコーヒーの自作版をご紹介したいと思います。
その方法とは、ズバリ!
「ペットボトルを使う方法」です。
ペットボトルは、お茶類を家で作らない人も買いますよね。
なので、とてもカンタンに試すことができると思います。
では、早速作り方を説明しましょう。
・・・と言っても、め~っちゃカンタンなので、拍子抜けしないでくださいね(笑)
水出しコーヒーの自作をペットボトルで作る方法
まず、ペットボトルにコーヒーの粉と水を入れます。
フタを閉めたら、ペットボトルを思いっきり振ってシェイクします。
その後、冷蔵庫に一昼夜保管すれば、さあ出来上がりです!
カ・・・カンタン過ぎる。
これは、「美味しんぼ」に出てくる方法で、マンガの中では水1Lに対してコーヒーの粉60gです。
たった、これだけで出来上がる水出しコーヒーって、なんてカンタンなんだろう!と思いませんか?
作った水出しコーヒーは、温めるとホットとしても楽しめますが、香りが飛ぶので冷たいまま飲むのがおススメです。
カンタンに挑戦できる水出しコーヒー。
知識が増えてくると専用の器具への興味も高まって来ますよね。
水出しコーヒーについていろいろお伝えしましたが、最後にまとめましょう。
まとめ
今回は、水出しコーヒーの器具の使い方、おすすめのメーカー、水出しコーヒーの自作版について説明しました。
水出しコーヒーの器具には、ウォータードリップ・コーヒーポット・フレンチプレスの3つのタイプがあります。
3つの器具での入れ方も、カンタンにご説明しましたね。
器具の代表的なメーカーも5つほど紹介しました。
自作する場合は、ペットボトルを使った入れ方がとてもカンタン。
まろやかな優しい味の水出しコーヒー、飲みたくなりませんか?
おすすめ記事