エルメスのコーヒーカップとは?
フランスの高級ブランド「エルメス(HERMES)」と言えば、皆さん良くご存知の「バーキン」や「ケリー」など、女性の間で大人気のハイブランドです。
きっと、エルメスにはコーヒーカップなどの陶磁器のイメージがあまりないかも知れませんね。
ところが、人気ドラマ「電車男」にエルメスのティーカップが登場したことで、一気に認知度が上がりましたので、ご存知の方も多いでしょう。
ドラマで登場したカップは、紅茶専用のティーカップですが、今回はエルメスの歴史と共にオススメのコーヒーカップをご紹介したいと思います。
エルメスのコーヒーカップの歴史って?
エルメスの歴史は、今から遡ること180年ほどになります。
1837年、フランスの首都パリにある「バス・デュ・ランバール通り」で、ティエリ・エルメス氏による高級馬具専門店「エルメス」がオープンしました。
1837年といえば、現代のように自動車やバイクなどの移動ではなく、馬車で移動する時代。
そこに目を付けたのが、エルメス氏です。
エルメス氏は、鞍を製造し、直接販売することで事業を拡大していきました。
そして、そのクオリティの高さから欧州の王侯貴族の間で話題となり、そのブランド力を広めていったのです。
しかし、時代の流れと共に道路は舗装されていきます。
もちろん、馬車文化は衰退して行き、移動するのに便利な自動車が普及するようになります。
そこで、エルメスでは馬具を収納する大きなバッグの開発に着手します。
1892年、エルメス初の皮革を使用した「オータクロア」が誕生したのです。
このオータクロアは、他にはないほどの高品質かつ優れた収納力を有していました。
そのため、馬具の収納だけではなく、旅行者用の鞄として活用されるようになり、さらに女性が持ち運ぶのに便利な「婦人用のバッグ」の製作を開始したのです。
その後、1935年にオータクロアを基に作られた「ケリー」が誕生。
そして、1984年には「バーキン」が誕生したわけですね。
現在、エルメスでは、バッグだけではなく、ネクタイや時計、フレグランスなどのファッションアイテムを取り揃えていますよね。
また、そのデザイン技術を活かしたコーヒーカップ&ソーサー、ティーポット、プレートなどを発表し、陶磁器ブランドとしても大活躍するようになったのです。
今や、エルメスは、紅茶愛好家やコーヒー愛好家の間でも高い人気を誇る洋食器ブランドとなったわけですね。
エルメスのおすすめコーヒーカップとは?
エルメスの陶磁器といえば、ティーカップのイメージが強いかも知れませんね。
ところが実際は、コーヒーカップも極めて上品で、高級感あふれる素敵なデザインのものが豊富にラインナップされています。
あのエルメスのデザインセンスが、そのままコーヒーカップに反映されてると思うと分かりやすいでしょう。
では、高級ブランド「エルメス」のコーヒーカップの中から、おすすめのデザインをご紹介します。
シェーヌダンクルブルー コーヒーカップ&ソーサー
シェーヌダンクルブルーは1938年に発表されたデザインです。
カップやソーサーに描かれたデザインは、アクセサリーをモチーフに描かれています。
ロバーヌ・デュマ・エルメス氏が港を散策していた際、ふと目に飛び込んできたシェーヌダンクル(錨のチェーン)からインスピレーションを受けて誕生したそうです。
ブルーの他に、プラチナも販売されています。
ガダルキヴィール ゴールド コーヒーカップ&ソーサー
ガダルキヴィールといえば、情熱的な赤色が印象的なデザインが浮かぶ方が多いかも知れませんが、今回は華やかでエレガントなゴールドシリーズをご紹介します。
まず、ガダルキヴィールとは、スペイン南部にあるアンダルシア地方の都市ゴルドバに流れている川の名前です。
この川の近くには、アンダルシア地方の鉄細工装飾のバルコニーや門があり、それらをモチーフにデザインされたため、この名前が付けられたそうです。
エルメスでも比較的新しいテイストのシリーズとなっており、モダンなコーヒーカップとなっています。
他にも、エルメスのホームコレクション「ラリー24」などから食卓を彩る美しいコーヒーカップが発表されていますよ。
さt、え今回は、コーヒーカップ高級ブランド「エルメス」についてご紹介させて頂きました。
エルメスは、誰もが夢見るフランスのハイブランドの1つ。
優れたデザイン性と、高品質な洋食器たちは、大勢の人々を魅了し、贈答品としても高い人気を誇っています。
エルメスのコーヒーカップをプレゼントとして人に差し上げれば、陶磁器のことを知らない方でも、きっと飛びあがって喜ばれこととでしょう。