ノリタケのコーヒーカップとは?
コーヒーは海外の文化のため、コーヒーカップも海外の方が有名だと思われがちですが、日本にもコーヒーカップ高級ブランドが存在します。
その中の一つが「ノリタケ」です。
ノリタケは、愛知県名古屋市に本社を置く「ノリタケカンパニーリミテド」という会社。
主にガラス・土石製品の製造・販売を行っています。
そんな中、今では世界最大級の高級陶磁器メーカーとして国内だけではなく、世界各国の陶磁器愛好家たちから注目を集める日本屈指の老舗ブランドです。
今回は、そんなノリタケの歴史とオススメのコーヒーカップをご紹介したいと思います。
ノリタケのコーヒーカップの歴史って?
ノリタケの歴史は、今から111年前までさかのぼります。
ノリタケは、1904年(明治37年)、愛知県愛知郡鷹場村大字則武に創業。
創業地である「則武(のりたけ)」を取って命名されたブランドです。
ノリタケの起源となる会社は、1859年に森村市左衛門氏が、海外貿易のために東京都銀座4丁目に森村組を1876年に創業したのがきっかけと言われています。
森村氏が、陶磁器の世界に飛び込んだのは1897年。
飛鳥井孝太郎氏を欧州へ派遣し、白色硬質磁器の開発に乗り出しました。
その後、研究の成果が実り、1903年に「日陶3.3生地」が完成します。
そして、翌年の1904年には日本陶器合名会社を創業したのです。
ノリタケの前身である「日本陶器合名会社」は、日本初の高級洋食器の生産を行う会社として、明治時代から戦前にかけて欧米を中心に輸出を行っていました。
この頃のデザインは、ハンドメイドの絵付けの優美さと繊細な細工がすばらしいです。
その後、アール・デコを基調としたデザインの洋食器も登場し、現在でもその凝ったデザインは高く評価されているわけですね。
ちなみに、現在「オールド・ノリタケ」と呼ばれる陶磁器が出回っています。
オールドノリタケは、その時期に誕生した製品という意味です。
なので、陶磁器愛好家の間ではコレクターズ・アイテムとして大変人気があります。
ノリタケ~オススメのコーヒーカップ
ノリタケの洋食器は、多種多様な素材とデザインがあります。
ほとんどの洋食器の原材料に使用されているのが、伝統的な「ノリタケチャイナ」と柔和な乳白色の「ボーンチャイナ」です。
そして、電子レンジやオーブンなどの家電製品に対応した白色硬質陶器の「ノリタケプリマチャイナ」が代表的です。
そんなノリタケのコーヒーカップのなかで、特におすすめなのが「ティー&コーヒー兼用カップ&ソーサー」!
では、どのような兼用カップ&ソーサーがあるのでしょうか。
アフロディーテ ティー・コーヒー碗皿
まるで欧州で作られたかのような、繊細なピンクと赤のバラが華やか。
高級感あふれるエレガントな印象を与えるのがフローラシリーズです。
女性からの支持が高く、優雅なティー&コーヒータイムを過ごしたい方や目覚めの1杯を軽やかに演出したい方にオススメですよ。
サブライム ティー・コーヒー碗皿
黄昏色に光輝く太陽に照らされて、ほんのりと浮かび上がる花鳥のような自然の美しさを感じられるデザインです。
和やかさと壮厳な趣を感じさせるカップ&ソーサーですので、大切な方への贈答品や来客用としてオススメ!
ですが、コーヒーはコーヒーカップで飲むのが良いという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、次のデザインがおすすめです。
ヨシノ コーヒー碗皿ペア
コーヒー愛好家にオススメの、コーヒーカップ&ソーサーセットです。
先程ご紹介した兼用カップよりも口径が小さくて、冷めにくい形状になっています。
そのため、コーヒー本来の味わいを損なわずに最後までおいしく召し上がることができるのです。
ノリタケのヨシノシリーズは、「オリエンタル調」の「花模様」と華やかな淡い色彩が織り成す嫋やかさがとても印象的なデザインの洋食器です。
温かみのある上品で美しいデザインは、まったりと過ごすコーヒータイムに最適なんですよね。
フィッツジェラルド&ヘミングウェイ アメリカン碗皿ペア
こちらもコーヒー愛好家にオススメのコーヒーカップ&ソーサーセットです。
黄金のレリーフと艶やかな大理石の色彩が、存在感と重厚感を醸し出し、高級感漂うデザインとなっています。
圧倒的な存在感を持つグリーンのフィッツジェラルドと、優雅で気品あふれるマロンのヘミングウェイのペアは食後のコーヒーに最適ですよ。
さて、いかがでしたか?
今回はコーヒーカップ高級ブランド「ノリタケ」についてご紹介させて頂きました。
ノリタケは、革新的なデザインと初期のデザイン「アールヌーボ様式」や「アールデコ様式」のオールドノリタケもあります。
ノリタケのコーヒーカップでおいしいコーヒーを楽しみたい方は、ぜひデザインにこだわって購入してみてはいかがでしょうか。