エスプレッソマシンの家庭用とは?
エスプレッソマシンと言えば、お店で見かける業務用をイメージされる方が多いでしょう。
でも、家庭用のエスプレッソマシンがあると聞いたら、欲しいと思いませんか?
家庭用のエスプレッソマシンがあれば、カフェで飲むようなエスプレッソコーヒーをいつでも美味しく飲めますからね。
さらに、今流行りのラテアートだって、自分で自由に楽しめる。
これは、コーヒー好きなら欲しくなって当然でしょう。
そこで今回は、エスプレッソマシンの家庭用の選び方、ランキング最高峰、さらにラテアートの作り方等について説明をしていきます。
エスプレッソマシンの家庭用の3つの選び方
家庭用のエスプレッソマシンは、一体どのようにして選べばよいのでしょうか?
ここでは、3つの選び方をご紹介します。
初めてエスプレッソマシンを選ぶ時、まず1番大切なのが「操作しやすいか?」ということです。
エスプレッソマシンは、ある程度の経験がないと、失敗することがあります。
実際、何度か練習することで、飲みたいエスプレッソに仕上がったという方もいますし、それを目指して頑張る人も多いです。
もしかしたら、業務用マシンなら、確実に美味しいコーヒーを飲めると思うかも知れませんね。
しかし、プロ仕様とも言える業務用は、それを使う人の腕前によっては、家庭用よりもレベル差が出てしまうことも多いのです。
なので、やみくもにプロが使うようなマシンを購入するのではなく、まずは家庭用の操作しやすいマシンを選ぶようにしましょう。
2番目に大切なのが、家庭に置いて違和感がないか?ということです。
エスプレッソマシンは、その名前からも想像できる通り、コーヒーを入れる大きめの機械があって成り立つものです。
店で使う業務用ならば、大きさはそれほど気にしなくていいかもしれません。
しかし、家庭に置くには大きさはとても重要な要素です。
家具や家電も店では違和感がなかったのに、買ってみたら大きかったということはよくありますよね?
エスプレッソマシンにもそれは該当します。
幸い、サイトなどではサイズが表記されています。
なので、その寸法がエスプレッソマシンの置きたい場所に適しているかどうかキチンと確認をしてください。
もし、店頭などで実物を見て、触れるのであれば更にその点は注意をしましょう。
エスプレッソマシンはデザインや雰囲気、高性能というだけで手に入れないこと!
家庭で美味しいエスプレッソを実現するためにも、その点の情報収集は大切です。
美味しいエスプレッソコーヒーを飲みたいとはいえ、個人で購入するのが家庭用エスプレッソマシンです。
なので、価格がお手頃かどうかは、とても大切なポイントとなります。
予算の範囲内で使いやすく、家庭に置いても違和感のないエスプレッソマシンを探すようにしましょう。
エスプレッソで商売をしようとするのならば、業務用が不可欠かもしれません。
でも、「いかに家庭で美味しいエスプレッソを飲めるのか?」が目的なので、その限りではないのです。
目的さえブレなければ、最適な家庭用エスプレッソマシンは簡単に入手できます。
- 使い勝手
- 大きさ
- 価格
この3つをしっかりと確認して、自分に合ったエスプレッソマシンを手に入れてくださいね。
ところで、中には「私は家庭用のエスプレッソマシンの中でも本格的なものが欲しいんだ!」という方も、いるかも知れませんね。
では、続いて、エスプレッソマシンの家庭用で、本格的なタイプについて説明しましょう。
エスプレッソマシンの家庭用!本格的なのはどれ?
家庭用エスプレッソマシンは大きく分けると、以下の3つのタイプがあります。
- 全自動
- セミオート
- カフェポッド(カプセル)
本格的なエスプレッソマシンを選ぶために、この3つについて説明します。
全自動タイプは、手間なく挽きたてのエスプレッソを楽しめます。
コーヒー豆やコーヒー粉を投入し、ボタンを押せば抽出までの工程は全てマシンがしてくれます。
濃度などの調整も選べるなど、技術がなくても美味しいエスプレッソコーヒーが楽しめます。
なので、初めての人や、便利さを追求する人ならば、おすすめです。
ただ、多機能で便利ということもあり、高額な場合が多いです。
そのため、自分の予算やランニングコストを考えて、おトクと思うものを購入するようにしましょう。
セミオートタイプは、コーヒー粉をボルダフィルターに敷き詰めるタンピングという作業があります。
タンピングは、エスプレッソコーヒーでも重要な過程になります。
なので、エスプレッソコーヒーを自分で入れている楽しさを味わえ、楽しいです。
この作業のために、タンパー(粉を詰める道具)に凝る人も、けっこういらっしゃいます。
抽出の醍醐味も味わいたいのなら、レバーを使って手動で行うものもありますよ。
セミオートは、手間をかけることをいとわないならば、おすすめのマシンといえるでしょう。
カフェポッド(カプセル)タイプは、時間も手間もかかりません。
カフェポッドの場合は、コーヒー粉が1杯ずつ小分けにパックされ、カプセルだと密閉状態なので、保存が安心です。
どちらにも共通するのは、自分で計量をしたり詰めたりといった「わずらわしさ」がないということ。
なので、手間をかけずにコーヒーの味や香りを楽しみたい方には、おすすめのマシンといえるでしょう。
この他にも・・・
- 豆の挽き目
- 気圧
- 濃さ
- ミルクのスチーム具合
- お手入れの手軽さ
等々・・・追加機能が充実したエスプレッソマシンはあり、目移りしそうです。
そこで、以下の2点に気をつけながら、自分にとっての「本格的な家庭用エスプレッソマシン」を選ぶと良いでしょう。
- カンタン・お手軽に本格的な味を楽しむ
- 技術を磨きながら本格的な味を楽しむ
1.の方は、全自動やカフェポッドもしくはカプセルタイプがおすすめです。
2.の方は、セミオートタイプが良いでしょう。
本格的かどうかについては個人の考えが強く反映されます。
なので、家庭用エスプレッソマシンを購入する際は「自分なりの本格的なマシン」を選んでください。
次はお待ちかね、家庭用エスプレッソマシンのランキング。
そして、その中でも最高峰と呼ばれるエスプレッソマシンを見ていきましょう。
エスプレッソマシンの家庭用ランキング!最高峰はどれ?
エスプレッソマシンの選び方については、やはりある程度の目安がいりますよね。
そこで、マシンの性能、価格などによるランキングをご紹介します。
予算や希望にあったエスプレッソマシンを購入するための目安にしてくださいね。
エスプレッソマシンのランキング~性能~
第1位:デロンギ
第2位:ネスカフェ
第3位:イリー
第4位:ユーラ
第5位:ビアレッティ
第6位:ラドンナ
好みにより順位は変わってくるかもしれませんが、性能のみに注目すると、このようなランキングになりました。
エスプレッソマシンのランキング~デザイン~
第1位:イリー
第2位:ネスカフェ
第3位:デロンギ
インテリアとしてふさわしいと必ず名前があがるのはイリーです。
ネスカフェも様々なエスプレッソマシンを展開しており、色やデザインが充実しています。
デロンギは性能を追求したものから、おしゃれなものまでと、マシンの豊富さを実感しますね。
エスプレッソマシンのランキング~価格~
第1位:ネスカフェ
第2位:ボンマック
1万円以下で買えるのは、この2社です。
特にネスカフェは、レギュラーコーヒーからインスタントまで幅広く展開してます。
独自の性能なため互換性などないのが難点ですが、それを差し引いても、価格には魅力を感じることでしょう。
購入の目的ごとにランキングをしてみましたが、デロンギとネスカフェの強さが際立ってますね。
予算が許すならデロンギ、手軽に本格派ならネスカフェというところでしょうか。
エスプレッソマシンの最高峰は?
では、中でも「これは!」という最高峰と呼べる家庭用エスプレッソマシンを紹介しておきます。
お値段以上の価値があると絶賛されるのは、こちら!
デロンギのマグニフィカです。
全自動エスプレッソマシンの入門機として最適で、値段は、4万円後半です。
少し、悩む価格かもしれません。
しかし、手入れのしやすさ、ハイクオリティな味が毎日楽しめられるなら、安いとさえ感じてしまうと思いますよ。
- 豆の挽き目
- 濃度
- 抽出量
- 湯温度
と、あらゆる項目が調整可能で、濃度は「無段階」で変更可能と、本当に高機能です。
ミルクフォーマーもついており、カプチーノ対策もバッチリ。
初めての購入から好みの味を作りたい人まで幅広くおすすめできる家庭用エスプレッソマシンです。
タンク1.8Lと豊富な容量もうれしいですし、9気圧というエスプレッソに理想的な気圧もすばらしい!
ぜひ、ご予算が許すのであれば、購入してみてくださいね。
ところで、そんなエスプレッソマシンを使って、お店で出されるラテアートができたら、最高だと思いませんか?
そこで最後に、家庭用エスプレッソマシンで作れるラテアートについて説明しましょう。
家庭用エスプレッソマシンでラテアートはできるの?
ラテアートはミルクとクレマの関係が良好であれば、家庭でもできます。
豊かな泡がうれしいフォームミルクも3Dラテとして人気ですよね。
まずは、そんなラテアートに欠かせないミルクからご説明しましょう。
ラテに適切なミルクとは?
ラテアートに必要なミルクとは、ズバリ!
きめ細やかなで、見た目にもつややかな気泡を含んだフォームミルクです。
フォームドミルクとも言いますが、ラテアートを紹介するときは「スチームミルク」と紹介することも多いです。
エスプレッソマシンのスチームを使い温めながら作るので、スチームミルクという言葉のほうが使われるようになったのでしょう。
なので、ここではラテアートに最適なミルクとして、フォームミルクの名前を使って説明します。
では、ラテアートのフォームミルクの作り方をご説明しましょう。
ラテアートのフォームミルクの作り方
まず、ミルクピッチャーに冷たいミルクを入れます。
次に、スチームを当て、角度やマシンとの距離を上手に調節しスチームミルクを作ります。
冷たいミルクを用意するのは、長い時間かければラテアートに最適なスチームミルクが作れるからです。
エスプレッソマシンのスチームのノズルを動かして作る場合は、火傷予防でタオルを用意した方がいいでしょう。
スチームは勢いがあるため、慣れないとミルクがピッチャーから飛び散る恐れがあるからです。
まあ、少しずつ練習をしていけば、フワフワなきめ細やかな幸せいっぱいのラテアート用のフォームミルクができあがりますよ。
このフォームミルクを使って、次の「2種類のラテアート」を行うわけですね。
2種類のラテアート
ラテアートは2種類、フリーポアとエッチングがあります。
【フリーポア】
フリーポアはハート・チューリップ・リーフなど、ミルクを注ぐときにできる形で作るラテアート。
ミルクピッチャーの口とカップとの位置調整、クレマの下にミルクを注ぐといった技を身につければ作れます。
クレマがしっかりとしていないとフォームミルクを注いでも、ラテアートを楽しめるだけのバランスはできません。
気軽に挑戦はできても、奥の深いのがフリーポアといえます。
【エッチング】
エッチングは、ピッグ(またはつまようじ)やスプーンを使い描くラテアートです。
液体のチョコレートやココアなども使い。絵心を存分に発揮でき楽しいですよね。
すぐに思いつくのは、クマ・イヌ・ネコで、凝ったものだと人物やキャラを模したものが思い浮かぶでしょう。
近頃では、フワフワにしたミルクの泡で立体的な姿を作る「3Dラテアート」なども見られます。
立体を作れるほどのモチモチの気泡。
これは、ミルクフローサーやミルククリーマーなどの泡だて器を使用するため、コーヒーの冷め過ぎに注意が必要です。
器用な人、フリーポアから一歩踏み出したい人ならチャレンジをしたくなるかもしれませんね。
ただし、ラテアートは楽しいけど、コーヒーの味もしっかりと欲しい方もいることでしょう。
そんな場合は、エスプレッソショットという方法が一番です。
コーヒーの味はエスプレッソショットで調整
エスプレッソショットという言葉、聞いたことありますか?
スタバによく行く人なら「コーヒーをカスタマイズする時のでしょ?」とすぐ反応が返ってくるかもしれません。
エスプレッソコーヒーを数える単位は、エスプレッソマシン1回抽出分。
それを1ショット(7g30mlスタバは45ml)と数えます。
この時、ショットグラスという容器を使うのですが、ウイスキーで使うショットグラスをイメージすると良いでしょう。
目盛りのついているショットグラスもあります。
家庭用のエスプレッソマシンを販売するメーカーであれば、ショットグラスについても紹介はしていると思います。
スタバは、エスプレッソを使ったコーヒーをデザートのような見た目と味で、楽しむことを教えてくれました。
コーヒーが苦手な人も楽しめるようにしてくれた素敵なチェーン店です。
しかし、スタバにはコーヒーの味を求めてくる人もいる、というのも事実。
そして、そのような人達だって、デザート感覚のコーヒーを楽しみたいという気持ちを持っているのです。
そのようなときはどうすれば良いのか?
そこで登場するのが、エスプレッソショットです。
スタバでは、コーヒーのサイズにより、1ショット・2ショット・3ショットと、エスプレッソの量が決まっています。
そこでもう少し、コーヒーの味を楽しみたいなと思う人は、プラス50円で自分好みのカスタマイズをします。
それが、エスプレッソショットなのです。
つまり家で、ラテアートで「もう少しコーヒーの味を濃くしたいな」と思えば、ショット数を増やせばいいわけです。
家庭でもエスプレッソショットができるなんて素敵だと思いませんか?
さて、家庭用エスプレッソマシンについて長々と説明しましたが、最後のまとめに入りましょう。
まとめ
今回は、エスプレッソマシンの家庭用の選び方やランキング、ラテアートについて説明をしました。
家庭用のマシンを購入するには、ポイントは3つありましたね。
- 使い勝手
- 大きさ
- 価格
自分が思う本格的なマシンも豊富な機能やデザインに迷わず購入もできそうです。
家庭で作るラテアートは、マシンでフォームドミルクと作るとカンタンでしたね。
味の調整は、エスレッソのショットがあるので便利です。
今や家庭用jもホントに充実しているので、一家に一台という時代も来るかもしれませんね。
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