ペーパードリップのケメックス(CHEMEX)は博物館に展示中?
何十年もコーヒー好きに愛されているペーパードリップのメーカーに「ケメックス(CHEMEX)」があります。
ご存知ない方は、パッと見た瞬間「実験室みたいだ!」とおっしゃることが多いかも知れません。
ケメックスは、博物館に永久展示もされているペーパードリップのコーヒーメーカーですが、今でも購入して自宅で使うことが出来るんです。
ここでは、そんな特徴的なペーパードリップであるケメックス(CHEMEX)についてお伝えします。
ペーパードリップの(CHEMEX)はシンプルで魅力がいっぱい!
ペーパードリップでケメックス(CHEMEX)というと、科学者「ピーター・シュラムボーム博士」が開発したコーヒーメーカーを指します。
ケメックス(CHEMEX)のペーパードリップは、ドリッパーとサーバーが一体化した独特なフォルムで、見た目もおしゃれで機能性も高いものです。
そのためか、1941年に誕生してからずっと根強いファンが多く、コーヒー好きの間で愛され続けています。
ケメックス社のペーパードリップには、大きく分けて以下の3つのシリーズがあります。
- クラシック
- ハンドブロウ
- ガラスハンドル
クラシックは、木枠と革紐のついたデザインの機械で作られたもので、ハンドブロウは手吹きで作られたものです。
この2つは、ガラスの色と底の形状が違います。
現在、特に人気のガラスハンドルは、ケメックス独特の木枠の代わりにガラス製の取っ手があります。
ケメックス(CHEMEX)のペーパードリップの特徴の一つに、ペーパーフィルターがあります。
専用のフィルターは厚手で、大小の半円をくっつけたような独特の形をしています。
ケメックスで抽出したコーヒーは、雑味が少なく美味しいとコーヒー好きの間でとても人気が高いです。
ケメックスのペーパードリップは、フィルターを折るのが醍醐味かも?
ケメックスのペーパードリップでコーヒーを淹れる時に一番注意すべきなのは、ペーパーフィルターの折り方です。
少し、手順についてご説明しましょう。
まず最初に、大きい半円と小さい半円が半分になるように折ります。
次に、1/4サイズの円同士がくっついている形になったら、今度は二つの円の境目で折ります。
さらに、小さな円を内側にしてもう一度半分に折り、出来た円錐形の大きな円が1枚と3枚に別れるように広げて、ケメックスのドリッパー部分にセットします。
6カップ用には最初から折ってあるフィルターが販売されていますが、せっかくケメックスのペーパードリップを使うのであれば、自分の手でフィルターは折りたいですね。
フィルターをセットしたらコーヒーの粉を入れ、粉全体をお湯で湿らせます。
20~30秒蒸らしたら、コーヒーの抽出を始めてください。
ペーパードリップの中でも、ケメックスは、抽出に時間がかかります。
出来たコーヒーがゆっくりとサーバーに落ちていくのを眺めていると、幸せな気分になれますよ。