カリタのペーパードリップについて
カリタは、メリタに並んで、昔から日本では有名なペーパードリップですよね。
実は、カリタ式は日本生まれのペーパードリップです。
(意外に思われるかも?^^)
カリタは、1958年に東京都で企業設立し、現在は神奈川県の横浜市に本社を構えるコーヒー器具の総合メーカーなんですね。
ペーパードリップを世界で初めて開発したのはドイツですが、日本人には少々使い勝手が悪かったみたいです。
そのため、いろいろと改良が加えられ、試行錯誤の末誕生したのが「三つ穴」のペーパードリッパーKalita(カリタ)なのです。
カリタのペーパードリップとしての特徴
カリタは、ドリッパーの穴を「三つ」にしたことで空気抜きがカンタンになりました。
その結果、「目詰まり」という今までのペーパードリップの欠点を補えるようになったわけです。
つまり、複数の穴が開いているおかげで他の穴がサポートしてくれるんですね。
また、カリタのペーパードリッパーは、他のメーカーと違って扇形(おうぎがた)をしています。
これは、ペーパーフィルターとドリッパーの密着面が少なくなり、お湯を注いでもスムーズに滴ることが出来るように工夫がされている部分です。
ただし、カリタのドリッパーはメリタよりも穴が2つ多いためコーヒーの抽出速度は速くなります。
そのため、初めてペーパードリップでコーヒーを入れる方には、ちょっと難しく感じるかも知れませんね。
初心者の方がカリタのドリッパーを使用する場合は、特に「口細のポット」を使ってじっくり時間をかけてお湯を注ぐと良いですよ。
また、カリタの入れ方は、お湯を数回に分けて注ぎ入れるので、焦らずゆっくりと一定のペースで注いで行きましょう。
うまく入れることが出来ると、コーヒー本来の旨味を感じることができ、よりクリアな風味に仕上げることができます。