コーヒー豆の焙煎度「浅煎り」~ライトロースト・シナモンロースト~
コーヒーには、大きく分けると「浅煎り・中煎り・深煎り」の3種類が存在します。
これらはコーヒー豆のロースト度合によって決められており、それぞれ特徴があります。
まずは、浅煎りから入って行きましょう。
「ライトロースト」と「シナモンロースト」の2種類についてご説明します。
コーヒー豆の焙煎 浅煎り(1) ライトロースト
ライトローストは、コーヒー豆の焙煎時間が最も短く、別名「極浅煎り」と呼ばれています。
主に、テストロースト(官能試験用)として用いられます。
コーヒー豆の色は、黄色っぽく小麦色をしており、ほんのり焦げ目が付いています。
若干青臭さが残り、カフェイン量も酸味も多いため、現在では飲用として見かけることは、ほとんどありません。
ライトローストは、1ハゼが始まる直前あたり(12分前後)で火から上げると作れます。
コーヒー豆の焙煎 浅煎り(2) シナモンロースト
ライトローストと同じく浅煎りに属するシナモンローストは、その名の通り「シナモン色」をしたコーヒー豆です。
一般的に「浅煎り」と呼ばれるコーヒー豆は、このシナモンローストのことを指します。
主に、アメリカの西部在住の方々から好まれる風味や香りを持つコーヒーとなります。
シナモンローストは、ライトローストに比べて青臭さが少なくなり、香りもほんのりあります。
酸味が強いので、ブラックコーヒーやアメリカンコーヒーに用いられることが多いです。
ブルーマウンテンなどの優良品質のコーヒー豆をシナモンローストに仕上げると、スッキリとした酸味を持つコーヒーが出来ます。
シナモンローストにする場合は、大体13分前後あたりと言われています。
ライトローストはパチパチという破裂音がする1ハゼの前ですが、シナモンローストは「1ハゼ」が始まった中ほどで、完成となります。