コーヒーの焙煎用語の補足について
コーヒー豆の焙煎方法や注意点、コツなどについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
初めてコーヒーの焙煎に挑戦する方にとっては、耳慣れない言葉もあったことでしょう。
しかし、逆にそれが、コーヒーを焙煎する上で、興味深いポイントでもあるかと思います。
ただ、そうは言ってもやはり言葉が分からないことには、なかなか先へも進みづらいです。
そこで、少し、コーヒーの焙煎用語を補足として説明します。
コーヒーの焙煎用語 1ハゼとは?
まず、コーヒーの焙煎用語の一つ「1ハゼ」についてご説明しましょう。
「1ハゼ」と言うのは、「1爆ぜ」と書きます。
焙煎前のコーヒー豆が加熱されて乾燥が進行した際に、ある一定の温度に達すると蒸気圧の高まりが要因となって、小さな爆発が引き起こされます。
このことを1ハゼと呼んでおり、パチパチと小気味よい湿った音を連続して奏でます。
この時、火力が強いと、コーヒー豆の乾燥が均一になる前に爆(は)ぜてしてしまうため、焼けムラの要因となります。
ただし、反対に弱すぎると、水分の蒸発が不十分となり、うまく爆ぜない場合があります。
コーヒーの焙煎用語 2ハゼとは?
次に、コーヒーの焙煎用語「2ハゼ」についてご説明します。
「2ハゼ」というのは、1ハゼの数分後に起こる現象です。
コーヒー豆を構成している細胞は、熱が加わったことで膨張を始めます。
ピチピチと軽快な高い音を連続して奏でます。
2ハゼの始まりは、ピチピチっと可愛らしい音がなり、煙が立つところです。
そして、ピチピチピチと連続音が鳴り響き、さらにモクモクと煙が立ちこめます。
2ハゼを迎えたら、浅煎り・中煎り・深煎りとお好みの煎り具合で火を止める必要があります。
1ハゼも2ハゼも、コーヒーの焙煎を行う上で非常に重要になって来るポイントですので、ぜひその感覚を覚えるようにしてください。
さて、コーヒーを自宅で焙煎する用語をご説明しましたが、いかがでしたか?
正直、コーヒーの焙煎は、慣れないうちは失敗続きになる可能性があるとは思います。
ただし、慣れてくれば、自由にお好みのコーヒー豆を煎ることが出来るようになりますので、何度もチャレンジし、コツを掴んでくださいね。