コーヒー豆の量の目安を知っていますか?
美味しいコーヒーを入れるために、コーヒー豆をどれくらいの量入れるといいのか、気になったことはありませんか?
よく見かけるのは、「コーヒー1杯に○gの豆を使いましょう!」といった表記がされているもの。
ところが、本当はコーヒーを入れる方法や人数、好み等によって、ベストなコーヒー豆の量があるのです。
今回は、そんなコーヒー豆の量について、どのくらいの量が美味しいのか、測り方のコツまで詳しくご紹介していきます!
コーヒー豆の量の目安は入れ方によって違う?
あなたは、コーヒーを入れるときに、何を目安に豆の量を測っていますか?
コーヒーは、まず抽出方法の違いによって、使用する豆の量が変化します。
コーヒーはいろいろな入れ方がありますよね。
今回は、その中でも、よく使われる5種類の抽出法に対するコーヒー豆の量をご紹介します。
では、さっそく一番ポピュラーな「ペーパードリップ」からご紹介しますね。
(1)ぺーパードリップのコーヒー豆の量は?
ペーパードリップの場合、抽出したいコーヒーが1人分120ccなら、中挽き豆で10g必要になります。
一般的な濃さのコーヒーを入れることを想像してくださいね。
抽出する量を2人、3人と増やした場合、8gずつ豆の量を増やしていくのが目安となります。
濃い目のデミタスカップで、1人分40㏄くらいで飲みたいこともあるでしょう。
その場合、好みの濃度にもよりますが、だいたい13~14gくらいの豆が適度な量と言えるでしょう。
(2)フレンチプレスのコーヒー豆の量は?
フレンチプレスは、軸のついた金属フィルターを、上から押し下げてコーヒーを抽出する器具です。
ビーカーのような形をした部分にコーヒー豆を入れて、お湯を注ぎ、金属フィルターをセットして抽出します。
フレンチプレスの場合、1人分のコーヒーの量が150ccだとすると、豆の量は15gが目安となります。
フレンチプレスは手軽に抽出できますが、しっかりと豆をお湯に馴染ませることが大切です。
(3)マキネッタのコーヒー豆の量は?
マキネッタは、イタリアの一般家庭でよく使われている「直火式のエスプレッソ器具」のことです。
マキネッタの場合、抽出する量が1人分50ccの時、豆の量はだいたい8gとなります。
基本的に、エスプレッソコーヒーを入れる器具なので、通常の豆の量よりも多めになり、お湯は少なめとなります。
もっと濃いめのコーヒーが飲みたい方は、ぜひ豆の量を多くして、凝縮されたコーヒーの味を試してくださいね。
(4)パーコレーターのコーヒー豆の量は?
パーコレーターは、よくキャンプなどで使われているコーヒー器具の1つです。
直火で沸騰させると、セットしたコーヒー豆が上がって来たお湯に浸されて、抽出されます。
パーコレーターの場合は、2人分240ccで豆の量は25gが目安ですね。
メーカーによっては、フタの部分が透明になっていて、中のコーヒーの抽出具合を見ることができます。
お湯が沸騰してきて、コーヒーの色が自分好みの色になったら出来上がりです。
さて、いかがでしょうか?
このように、コーヒー豆の量って、抽出方法によって違ってくるんですね。
それと、もう一つ。
ホットにするか?アイスにするか?によっても、コーヒー豆の量は変化します。
では、5つ目の、アイスコーヒーを入れる場合のコーヒー豆の量もご紹介しましょう。
(5)アイスコーヒーのコーヒー豆の量は?
アイスコーヒーは、氷を入れることを想定してコーヒーを入れます。
そのため、ホットコーヒーを抽出するときに比べて豆の量は多くなります。
ドリップで抽出した場合、2人分200cc抽出すると、豆の量は20gとなります。
そして、アイスコーヒーは、苦みを強くして濃くするのが「美味しく入れるコツ」!
そのため、コーヒー豆の焙煎度は「深煎り」にして、より深くて濃厚にするのがおすすめです。
ところで、よく聞かれるのですが・・・
コーヒーカップの大きさに対して、どれくらいの豆の量が必要かを知りたい人もいるんですよね。
たとえば、マグカップならこれくらい、レギュラーカップならこれくらい・・・という感じです。
続いてご説明しましょう。
コーヒー豆の量をマグカップ等の入れ物の大きさで考えると?
コーヒーカップには、たくさん種類がありますが、あなたは普段どんなカップを使っていますか?
ここでは、このカップ1杯につき、何グラムというコーヒー豆の量の目安をお伝えします。
では、早速ご紹介しましょう。
まず、もっともポピュラーなマグカップ。
これは240ccの量のコーヒーが入ります。
マグカップは、アメリカンコーヒーのようにたっぷりの量を飲む方が使うことが多いですよね。
で、それをドリップで入れた時、240ccに対して豆の量は10g~12gと少なめにしましょう。
マグカップは、コーヒーの量が多いため、豆の量はそのままで、薄めのコーヒーができあがります。
次に、よく喫茶店でも使われているレギュラーカップ。
これには、120ccの量のコーヒーが入ります。
コーヒー豆の量は、120ccの抽出量の場合10g~12gが目安の量になります。
次に、濃いコーヒーを少量楽しむ方がよく使う「エスプレッソカップ(デミタスカップ)」についてです。
エスプレッソカップは、このように小さめのカップです。
一口サイズの容量で、カップに厚みがあるのも特徴です。
エスプレッソは、30ccの抽出量に対し8g~9gの豆をたっぷり使います。
コーヒーの奥深い苦みやコクを楽しむためのコーヒーなので、これくらい使用するわけですね。
- マグカップ
- レギュラーカップ
- エスプレッソ(デミタス)カップ
それぞれの量をご説明しましたので、ぜひ参考にしてください。
あともう一つ、コーヒー豆を測ると言えば、外せない道具がもう一つありますよね。
そう!スプーンです。
・・・ということで、最後にスプーンでコーヒー豆を測る場合の目安についてお伝えします。
コーヒー豆の量をスプーンで測る場合の目安は?
スプーンで測る時に大切なことは、そのスプーンがどのくらいの「グラム数」なのかを確認しておくことです。
市販されているコーヒースプーンは1杯10gが一般的です。
計量スプーンで言うと、大さじ2杯分の量と同じです。
「だったら計量スプーンでもいいじゃない?」
と思った方、それは少し違うのです。
実は、コーヒーを入れる道具には、それに合わせた大きさのコーヒースプーンが付いています。
- コーヒーメーカー・・・・・6g~8g
- エスプレッソマシーン・・・7g~8g
- ペーパードリップ・・・・・10g
というように、細かい「グラム設定」があります。
そのため、いつもと同じように計量スプーンで測ると、正確な量にならないことがあるのです。
コーヒースプーンは、必ず「グラム数」を確認してから、使うようにしましょう。
さて、いかがでしたか?
自分好みのコーヒーにするために、コーヒー豆の量を正確に測ることは必須事項の一つと言えます。
ぜひ、きちんとコーヒー豆の分量を測って、自分の好みに合ったコーヒーを美味しく入れてくださいね!
では、コーヒー豆の量についていろいろとご説明しましたので、最後にまとめましょう。
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まとめ
今回は、コーヒー豆の量の目安についてご紹介しました。
コーヒー豆は、入れる方法や味などによって、豆の量を変える必要があります。
カップの種類によってもコーヒー豆の量は変わります。
マグカップ、レギュラーカップ、エスプレッソカップの目安をお伝えしましたね。
コーヒー豆の専用スプーンは、ただの計量スプーンとは違うため、キチンとスプーンの量を把握することが大切です。
さあ、ではコーヒーの豆の量に不安がなくなったところで、美味しいコーヒーを入れてみましょうー♪