コーヒーの入れ方は簡単!美味しく入れる3つのポイントとは?
美味しいコーヒーの入れ方って、難しいと思っていませんか?
実は、私も最初はそう思っていました。
コーヒーって、入れる道具だけでもいろいろありますよね。
コーヒーメーカー、ドリップ、フレンチプレス、エスプレッソなどなど・・・
これだけ色々な道具があると美味しいコーヒーの入れ方って難しいそう!と敬遠するのも無理はありません。
しかし、安心してください。
実は、コーヒーを美味しく入れることは、思ってるよりずっとカンタンです。
もちろん、細かいテクニックはいろいろありますよ。
しかし、コーヒーって技術よりも王道となるポイントを押さえることの方が、圧倒的に美味しい入れ方になります。
3つのポイントを押さえれば、美味しいコーヒーは簡単に入れられますよ。
腕前なんて必要ありませんから、しっかり聞いてくださいね^^
コーヒーの入れ方は美味しいコーヒー豆を選ぶことが重要!
まず第一に、美味しいコーヒーを入れるには美味しいコーヒー豆を手に入れることが先決です。
「何を当たり前のことを!」という声が聞こえてきそうですね(笑)
ただ、今の日本では、その「当たり前」ができていなかったりするんですよ。
たとえば、スーパーやデパートなどへ行って、コーヒー豆の裏表示を見てください。
消費期限12カ月なんて当たり前、ひどい時には36カ月なんてのもあります。
あまり知られていませんが、実はコーヒー豆というのはそんなに日持ちするものではありません。
せいぜい焙煎してから10日前後、どんなに長く見積もっても1カ月が限界です。
日本の場合、法律的にコーヒー豆は消費期限が長く設定されているんですね。
実はこれって、コーヒー豆を買う上での「大きな落とし穴」です。
なぜか?
まず、消費期限が長いということは、大きな量販店がコーヒー豆を安く仕入れるために大量に在庫できてしまいます。
そして、それが長いあいだ倉庫に置かれてたりするため、店頭に並ぶ時はすでに古いコーヒー豆になっているのです。
そのため、今の日本では美味しいコーヒー豆に出逢える人は、とても少ないのです。
じゃあ、どうすれば美味しいコーヒー豆を探せるのでしょうか?
美味しいコーヒー豆を探すには「目利き」になろう!
まず、美味しいコーヒー豆を探すために、近所で売ってるコーヒー豆が、新鮮かどうかを見分ける方法をお教えします。
・・・と言っても、簡単なことです。
一度だけ、そのお店で購入してコーヒーを抽出してみるのです。
コーヒー豆が古いと分かれば、次回から買わなければイイだけですからね。
やり方としては、中挽き程度で挽いたコーヒー豆をドリップなどで抽出します。
その時のコーヒー豆の状態を見れば、新鮮かどうかは一発でわかりますよ。
新鮮なコーヒーの目安は、ズバリ!「泡の勢い」です。
コーヒー豆の粉の上に、ゆっくり静かにお湯を注ぐと、まず第一投目でコーヒー豆全体がムクムクと膨れ上がってきます。
まるで、ハンバーグみたいにふっくらとなります。
次に、少し蒸らすために時間を置いて、第二投目のお湯を注ぎます。
新鮮なコーヒー豆の場合、細~く静か~に注いでいるのにもかかわらず、泡が下から下からドンドン吹き上がってくるんです。
逆に、古いコーヒー豆は「泡の力」が悲しいほど弱いのです。
ちなみに、コーヒー抽出の泡は「お湯の勢いで出す」と思って、勢いよく注いでいる方を見かけることがありますが、それは完全な間違いです。
新鮮なコーヒー豆からは、元気な泡(炭酸ガス)がたくさん出ます。
だから、泡を出すための努力なんて必要ないのです。
それでは次に、コーヒー豆が新鮮か古いかを見分ける方法を、もう一つ教えますね。
ちなみに、この方法はコーヒー豆を買わなくても見分けられます(笑)
美味しいコーヒー豆を見分けるには、焙煎日チェックが重要!
新鮮なコーヒー豆が購入できるお店かどうか?
それは、そのお店のコーヒー豆の「焙煎日」を見ると良く分かります。
自家焙煎をされているコーヒー豆屋さんが一番分かりやすいです。
ほとんどの自家焙煎のお店は、コーヒー豆がガラス容器などに入ってディスプレイされています。
そのガラス容器の中のコーヒー豆を「量り売り」するわけですね。
親切なお店だと、何も言わなくても容器に焙煎日が書かれています。
書かれていなくても、お店の人に焙煎日を尋ねれば、教えてくれますよ。
逆に、教えてくれない自家焙煎のお店は「ヤバイ」と思った方が良いでしょう。
ぜひ、自家焙煎のお店があったら、のぞいて見てくださいね。
新鮮なコーヒー豆は「焙煎日」を確認することが重要と覚えておきましょう。
しかし、コーヒー豆が良いだけで美味しいコーヒーが出来上がるわけではありませんよね?
美味しいコーヒーを入れるためには、これからご紹介するものが絶対に不可欠です。
コーヒーの入れ方!美味しく入れるには水も重要
美味しいコーヒーを入れるために、良い水を選ぶことは不可欠です。
コーヒー豆と同レベルか、考えようによってはそれ以上に重要です。
なぜか?
それは、コーヒーの99%が水だからです。
ところが、多くの方は、水をおろそかにしがちです。
たとえば、あなたは水道水を、そのままコーヒーに使ったりしていませんか?
中には、「水道水を沸かしてグラグラさせれば、塩素が飛ぶから大丈夫!」なんて方がいます。
しかし、私の経験から言うと、それでは美味しいコーヒーは入れられません。
浄水器の水、もしくはウォーターサーバーやペットボトルの水を使用しましょう。
美味しいコーヒーを入れるにはミネラルウォーターが最適?
もし、良い浄水器がない方は、ミネラルウォーターを購入すると良いでしょう。
ところで、ミネラルウォーターってパッケージの裏側に「ミネラル」のことがたくさん書かれてますよね。
カルシウム、カリウム、マグネシウムなどなど・・・
ミネラルは、コーヒーの味に大きく影響を及ぼします。
軟水(なんすい)、硬水(こうすい)って聞いたことありませんか?
軟水は、硬度0~100までのミネラル分が少ない水。
100~300くらいで中硬水、300以上で硬水となります。
つまり、ミネラル分が多いほど硬度が高いというのが、一般的な呼び方です。
では、コーヒーに適した水は、どんな水なのか?
それは、酸味系・苦味系で分けられます。
さわやかな酸味のコーヒーを楽しみたい時には、ミネラル分の少ない軟水が向いています。
力のある苦味のコーヒーを楽しみたいなら、カルシウム、マグネシウムなどが豊富な硬水が向いています。
特に、マグネシウムがたくさん含まれるミネラルウォーターは、苦味がグッと引き立ちます。
そのため、意識的に使用しているプロの方も多いですね。
海外から輸入されたミネラルウォーターは「硬水」が多いですが、日本のミネラルウォーターは「軟水」が多いです。
自分のイメージにあった水を探してみるのも、美味しいコーヒーの入れるためのポイントとなります。
美味しいコーヒーの入れ方に適した水は、酸素が多い
美味しいコーヒーを入れたいなら、水に含まれる酸素を意識することも重要です。
だからと言って、水に酸素を注入しようなんていう話ではありませんよ~(笑)
ここでいう酸素は、お湯を沸かす時に意識していただきたいポイントです。
あなたは、コーヒーを入れる際に「沸かし立て」のお湯を使っていますか?
よく見かけるのが、ストーブなどの上にヤカンを置きっぱなしにして、その中のお湯を使う方。
もしくは、電気ポットで長時間保温しておいたお湯をそのまま使ったり、もしくは、それを沸かし直して使ったりする方です。
結論から言えば、どちらも保温している間に「酸素」が抜けてしまうのでおすすめしません。
お湯を沸かすことって少し時間がかかりますよね。
だから、時間短縮をするためについ保温のものを使いたくなります。
しかし、「酸素が抜ける=お湯の力がなくなる」ということでもあります。
なので、コーヒーが抜けたような味わいになるのです。
美味しいコーヒーを入れるためにも、お湯は今沸かしたお湯を今すぐに使うことを意識してください。
ちなみに、どうしても沸かし直しを使わざるを得ない場合は、氷を一個入れるとお湯の力が少し復活しますよ。
それでは、美味しいコーヒーの入れ方の最後のポイント!
お湯の温度に行ってみましょう。
コーヒーの入れ方!お湯の温度はマイルドコーヒーの肝
美味しいコーヒーの入れ方の3つ目のポイントはお湯の温度です。
たまに、グラグラ沸騰したお湯をそのままコーヒーの抽出に使う方がいますよね。
結論から言うと、沸騰したお湯で入れるなんてと~んでもない!です。
コーヒーを熱湯で入れると、コーヒー豆の渋みやエグ味が一緒に抽出されてしまいます。
結果的に、とてもとても不味いコーヒーが出来上がります。
もうね、「ゲ~ッ」って感じです(笑)
ちなみに、新鮮で良質なコーヒー豆ほど、その傾向は顕著にあらわれます。
せっかく良いコーヒー豆を手に入れたのに、高い温度のお湯で入れてしまっては「宝の持ち腐れ」になりますよ。
美味しいコーヒーの入れ方!お湯の温度は何℃くらい?
では、コーヒーを入れる時のお湯の温度は、いったい何度くらいが良いのでしょうか?
実は、けっこう「幅」があります。
自分が目指すコーヒーの味、豆の特徴、挽き方等にも寄りますので、「何℃です!」と限定がちょっとしづらいんです。
では、分かりやすい目安としてドリップコーヒーを入れる場合で説明しましょう。
ドリップコーヒーの場合、だいたい80℃~94℃が適温だと思ってください。
ただ、これだと幅が広いので、以下を参考にして見てくださいね。
さわやかな酸味のコーヒーを入れたいなら93~94℃位が良いです。
その場合は、「浅煎り」のコーヒー豆を「粗挽き」で使用します。(※目安です)
深い苦味のコーヒーをデミタス(50㏄くらい)で入れたければ、80℃以下の低い温度でじっくり抽出すると良いでしょう。
その場合のコーヒー豆は、「深煎り」の「細挽き~中挽き」を使うとマイルドな苦味のコーヒーが出来上がります。
お湯の温度は、低くすればするほど抽出時間は長くなります。
低い温度でゆっくり丁寧にコーヒーを入れると、雑味の少ないマイルドなコーヒーが出来上がるのはそのためです。
これを、究極に突き詰めた美味しいコーヒーの入れ方が一つありますので、最後にご紹介しましょう。
湯温(水温)が究極に低い美味しいコーヒーの入れ方とは?
お湯(水)の温度を究極に低くして、長~い時間をかけて入れる「美味しいコーヒー」があることをご存知ですか?
喫茶店なんかで見たことがある方もいるかも知れませんね。
そう!「水出しコーヒー」です。
別名「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。
最近は、このようにいろいろな道具が販売されています^^
水出しコーヒーは、最も低い温度のお湯(つまり、水)で、ゆっくり何時間もかけて抽出される、とても美味しいコーヒーの入れ方です。
その場合、フルシティロースト以上の深煎りのコーヒー豆を使います。
水出しコーヒーは、酸味のコーヒー豆を使用すると美味しくないので、その点は注意してください。
美味しいコーヒーの入れ方と「お湯(水)の温度」の関係、分かっていただけましたか?
では、最後におさらいをしましょう。
まとめ
それでは、最後にまとめます。
今回は美味しいコーヒーの入れ方についてお伝えしました。
ポイントは3つです。
- 新鮮なコーヒー豆を使う
- 良い水を使う
- お湯の温度
以上、3つのポイントをしっかり押さえれば、腕前なんて関係なく美味しいコーヒーが入れられますよ。
あなたもぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
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