ネルドリップの保管について
ネルドリップの保管は、その人のコーヒーに対する考え方やスタイルによって異なります。
コーヒーの味に対するこだわりと同じなんですね。
ここでは、プロが行うネルの保管方法から、一般家庭でも行える方法までご紹介します。
まずは、ネルドリップの一番ポピュラーな保管方法からご説明しましょう。
ネルドリップフィルターの一番ポピュラーな保管方法
ネルドリップでコーヒーを入れた後、ネルを綺麗に洗ったら密閉袋やタッパーなどに入れ、綺麗な水に浸して冷蔵庫で保管します。
ネルの浸かっている水は、その日コーヒーを入れていなくても、毎日取り換えることをおススメします。
ちなみに、プロの中には、ネルを少量のコーヒーに浸して保管する方もいらっしゃいます。
常にコーヒーの香りをネルに染み込ませたいからです。
ネルドリップは使い込んでくると、ネルに付着したコーヒー豆が取れない場合があります。
その場合は、いったんネルを煮沸してください。
それによって、付着したコーヒー豆の成分や脂肪分の酸化を防いで、ネルに嫌な臭いが付着するのを防ぐことができます。
そのあとは、綺麗な冷水を入れた密閉容器にネルを漬け込み、冷蔵庫内で大切に保管することを忘れてはいけません。
繰り返しになりますが、コーヒーを入れても入れてなくても、水の交換は行ってください。
以上が、一番ポピュラーな保管方法となります。
ネルドリップフィルターの保管方法は他にもあります
実は、ネルドリッパーのの保管方法は、他にもいろいろとあります。
たとえば、煮沸した後ギュッと絞って水気を切り、キッチンペーパーで残りの水気を吸い取ります。
それから「密閉袋」へ入れて冷凍庫で保管するという方法です。
前述した方法よりも、より手間がかかるかも知れませんね。
あと、私が数十年前から仲良くしているコーヒー店のオーナーは、カラカラに乾燥させたネルの濾し袋でドリップを行います。
そのオーナーのやり方は、ネルをしっかり煮沸した後、「陰干し」をした状態で保管をしています。
人によっていろいろあるものですよね。
初心者の方は、一番ポピュラーな保管方法を参考にして見て下さい。