ドリップコーヒーとは?大きく分けると2種類あります。
ドリップコーヒーとは良く聞く言葉だと思いますが、一体どんなコーヒーのことを指すのでしょうか?
ひと言でいえば、ドリップコーヒーとはこんな感じです。
挽いたコーヒー豆を、ネルやペーパーなどのフィルターで濾して入れたコーヒー。
実は、ドリップには大きく分けて2種類あります。
- ペーパードリップ
- ネルドリップ
この2種類です。
一般的によく知られているのは、ペーパードリップですよね。
最近の大きなコーヒーショップなら、サードウェーブコーヒーと呼ばれるブルーボトルコーヒーなどが有名です。
もちろん、ドリップコーヒーは自分で入れるのにもとても重宝します。
なので、ドリップの道具もたくさん販売されていますよね。
たとえば、昔からあるドリップの道具だと、カリタやメリタは定番ですよね。
ちなみに、カリタとメリタは、パッと見た感じではとてもよく似ています。
見分け方は、ドリッパーの「穴の数」ですね。
カリタは3つ穴、メリタは1つ穴です。
それぞれにポリシーがあるのですが、その話はまた別のところで^^
一方、最近の流行りだと、ハリオやコーノというメーカーも勢力を伸ばしています。
ハリオとコーノの場合は、穴がいくつというよりも、大きめの穴(直径4~5㎝)が一つ開いていて、そこに円錐型のペーパーフィルターをセットして使います。
大きめの穴から突き出た円錐ペーパーの尖った部分から、コーヒーが滴り落ちる感じです。
特徴としては、ハリオやコーノのドリッパーの内側には、リブという溝が放射状についているということ。
これによって、コーヒー豆から噴き出てくるガス(二酸化炭素)を逃がして、抽出効率を上げているわけですね。
カリタやメリタの時代に比べると、ハリオやコーノはとても新しいタイプのドリッパーと言えます。
続いて、もう一種類のネルドリップに行ってみましょう。
ドリップコーヒーはネルドリップが最高?
もう一種類のドリップは、ネルドリップと言います。
コーヒーを入れるのはネルドリップが最高だ!というコーヒー通の方は多いです。
これは、抽出されるコーヒーがまろやかでコクがあり、極めて美味しいからです。
ちなみに、ネルドリップのネルとは「フランネル」の略だってご存知でしたか?
ネルドリップとペーパードリップは、使うフィルターも違いますが、もちろん味も違います。
味の特徴としては、ネルドリップはまろやかでコクのあるコーヒーが出来ます。
ペーパードリップはそれに比べると、さらりとしたライトなコーヒーになります。
ざっくり言うと、究極の味を求めるならネルドリップ、手軽においしいコーヒーを飲みたいならペーパードリップという感じですね。
では、ドリップコーヒーをおいしく入れるには、どうすれば良いのでしょうか?
これからお話する「3つのポイント」を押さえれば、初心者でも簡単においしいドリップコーヒーを入れられますよ。
ドリップコーヒーの入れ方!美味しく入れる3つのポイントとは?
では、ドリップコーヒーの入れ方についてカンタンにご説明しましょう。
ドリップコーヒーを美味しく入れるには、これからお話するポイントをしっかり守ることが重要です。
・・・と言っても別に難しいことではありません。
以下の「3つのポイント」をおさえれば初心者の方でも、ドリップコーヒーをおいしく入れられますよ。
- 新鮮なコーヒー豆を使う
- おいしい水を使う
- お湯の温度を低くしてゆっくり入れる
では、一つずつご説明しましょう。
ドリップコーヒーに限らず美味しいコーヒーを入れるためには、新鮮なコーヒー豆を使うことが重要です。
ちなみに、あなたは新鮮なコーヒー豆を使ったことはありますか?
なぜ、そんなことを聞くのかというと、今の日本ではなかなか新鮮なコーヒー豆に出逢えることが少ないからです。
コーヒー豆が新鮮である証拠は、ドリップする時にとても勢いよく泡が噴き出るということです。
たまに、お湯の勢いでドリップコーヒーの泡を出すと思っている方を見かけますが、それはまったくの間違いです。
新鮮なコーヒー豆というのは、お湯を注ぎさえすれば下からドンドン泡が噴き出してくるもの。
なので、泡を出すのに努力なんていりません。
もしも、あなたがコーヒーをドリップしていて泡の勢いが弱いなら、それは古いコーヒー豆である可能性が高いです。
そんな時にはすぐに、新鮮なコーヒー豆を探しに行きましょう。
ちなみに、新鮮というのは、パッケージに記載されている消費期限のことではありませんよ。
重要なのは、いつ焙煎されたのか?ということです。
それをしっかりと把握するためにも、自家焙煎のコーヒーショップで焙煎日を確認してから買うと良いでしょう。
おいしくドリップコーヒーを入れるためには、良い水を使用することも重要です。
もしかすると、あなたは水道水をそのまま使ったりしていませんか?
水道水には塩素が入ってるので、そのまま使うとコーヒーの味を損ねてしまいます。
ですので、最低限、浄水器にはキチンと通すようにしましょう。
もしくは、ミネラルウォーターを購入して入れるのもおススメです。
最近は、ミネラルウォーターもかなり安価で買えるようになりましたよね。
いろいろな水を探して試してみると、自分の好みにピッタリの水が見つかりますよ。
ドリップコーヒーを入れる時、あなたはお湯の温度をどの位にしていますか?
多くの人がまちがってしまうのが、沸騰したお湯をそのまま使うということです。
コーヒーをドリップする時の適温は、コーヒー豆の焙煎の深さや種類などにもよりますが、90℃前後くらいが良いです。
まだ慣れていない頃は、温度計を使って測ることをおススメします。
ただし、それが面倒だという方も中にはいらっしゃるでしょう。
その場合は、以下のことを頭に入れておいてください。
まず、ヤカンにお湯を沸かしてグラグラした時が98℃です。
ヤカンからドリップ用のポットにお湯を移して1分くらい待ちましょう。
すると、だいたい90℃前後になりますので、それからコーヒーを抽出するようにしてください。
以上、3つのポイントを押さえれば、ドリップコーヒーをおいしく入れることは、意外とカンタンですよ。
ただ、もっとおいしくドリップコーヒーを入れたい方もいるかも知れませんね。
そんな時には、プラスアルファとして2つの道具と取り入れると、ドリップコーヒーが驚くほどおいしくなりますよ。
ドリッコーヒーを入れる道具にこだわろう!
ドリップコーヒーって、ハマればハマるほど「もっともっと美味しくしたい」と思う方は多いです。
そんな時には、ドリップする道具にこだわることも大切なポイントです。
コーヒーをドリップする道具はいろいろありますが、まずは必ずそろえたいものは、以下の2つに絞られます。
- ドリップポット
- コーヒーミル
※ここではドリッパーは持っているという前提でお話を進めています。
コーヒーをドリップする道具~ドリップポット
コーヒーをおいしくドリップするためには、お湯を細~く注ぐことが重要です。
大切なポイントなので、もう一回言いますね。
お湯を細~く細~く注ぐことが重要なんです。
ヤカンでドリップは入れられませんか?という質問を受けることがありますが、それではちょっとキツイ。。。
できれば、ドリップポットの購入をおススメします。
コーヒーの入れやすさがまったく違いますし、一度購入してしまえば、数十年間は持ちますからね。
ドリップコーヒーの入れ方は、腕前が上がれば上がるほど、繊細なお湯の注ぎ方が要求されます。
そんな自分の腕前が進化していっても、ドリップポットなら対応が可能なのです。
コーヒー豆を挽く道具~コーヒーミル
コーヒーを美味しくドリップするために、もう一つ持つと良いのがコーヒーミルです。
コーヒーミルは、一般向けだと数千~数万円のものまでピンキリであります。
その中で、初めて買うのにおススメなのは3,000円~5,000円程度の電動コーヒーミルですね。
もちろん、高いほど良いのはマチガイありませんが、とりあえずはこれで十分です。
ちなみに、多くの方は、コーヒーショップにある業務用のミルで挽いてもらうことが多いと思います。
業務用のコーヒーミルは高性能のため、驚くほどコーヒーが均等に挽けます。
しかし、コーヒー豆をお店のミルで挽いて買うのと、豆のまま買って来て家で安いコーヒーミルで挽くのとでは、後者の方が圧倒的にコーヒーがおいしいです。
つまり、豆のまま買って家のミルで挽いた方が、おいしいコーヒーができるのです。
挽き立てのコーヒー豆に、かなうものはないわけですね。
だから、安いコーヒーミルでも買うことがおススメなのです。
お分かりいただけましたか?
まとめ
では、最後にまとめです。
ドリップコーヒーとは、挽いたコーヒー豆をネルやペーパーなどのフィルターで濾して入れたコーヒーのこと。
ドリップには、ペーパーフィルターとネルフィルターがありましたね。
ペーパードリップのメーカーは、カリタやメリタ、ハリオやコーノが有名です。
ドリップコーヒーをおいしく入れるためには、新鮮なコーヒー豆、良い水、お湯の温度の3つのポイントを押さえることが重要です。
ある程度おいしく入れられるようになったら、道具にこだわって見るのも良いでしょう。
ドリップコーヒーをおいしく入れて、ぜひ大切な家族や友人に振る舞ってあげてくださいね!
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