フレンチプレスの洗い方と手入れ方法は、意外と知られていない?
フレンチプレスの洗い方や手入れの方法は、器具が特殊なだけに、あまりよく知られていないかも知れません。
日本では、いまだに紅茶の器具として認識している方が多いですからね。
フレンチプレスでおいしくコーヒーを入れるために、道具の洗い方や手入れ方法は、とても重要になってきます。
洗い方や手入れが悪いと、道具に酸化したコーヒーオイルや、汚れが残ってしまい、コーヒーの味をまずくする原因になるからです。
では、そんなフレンチプレスの洗い方や、手入れの方法について詳しく見ていきましょう。
フレンチプレスの洗い方と手入れは簡単?
それでは、フレンチプレスの洗い方をご説明しましょう。
まず、コーヒーを入れ終わったら、フレンチプレスを逆さまにして、中に残ったコーヒーの粉の処理をしましょう。
キッチンにそのまま流すと、詰まりの原因になるので、まずはゴミ箱の上などで、しっかりと粉(コーヒーカス)を捨ててください。
その際、専用のブラシやキッチンペーパーなどで付着したコーヒーの粉を落としましょう。
大まかにキレイになったら、パーツを洗います。
フレンチプレスを洗う場合、大きく分けて、ポット部分とフィルター部分の2つに分けられます。
最初は、カンタンなポット部分を先に洗いましょう。
次に、フィルター部分を説明書を見ながらバラバラに分解します。
そして、複数のパーツに分けてから、1つずつ丁寧に洗って行きましょう。
(いつも分解していると部品の種類もすぐに覚えますよ)
最後にプレス部分を洗浄するのですが、コーヒーに触れる芯棒部やフィルターは、若干汚れが残りやすいです。
なので、他のパーツよりも入念に洗いましょう。
あとはしっかり乾燥させて、元通りに組み立てれば完了です。
フレンチプレスの洗い方は慣れるまでに時間がかかる?
フレンチプレスの洗い方は、慣れるまでに少し時間はかかると思います。
しかし、慣れてしまえば5分も掛かりませんので、まずは何回か試しに洗ってみてください。
中には、フレンチプレスをお持ちなのにも関わらず、分解して洗ったことがない方もいるかも知れませんね。
そういう方こそ、ぜひこの機会に、器具を清潔にして見て下さい。
長い間、汚れた器具を使っていると、知らず知らずの内に、汚れ混じりのコーヒーの味に慣れてしまいます。
いつもと同じように入れたつもりのコーヒーが、最初の頃とは確実に違っているということも、実は珍しくないのです。
「以前はフレンチプレスのコーヒーが大好きだったのに、最近はなぜか不味く感じる」
そういう方は、器具の洗い方や手入れをキチンとすれば、驚くほどコーヒーの味が良くなることに気づくことでしょう。
再度、フレンチプレスの魅力に気づくかも知れませんね。
フレンチプレスの洗い方と手入れは面倒なの?
フレンチプレスの器の手入れって面倒なんだよね~
そういうご意見をお持ちの方は、たくさんいらっしゃるでしょう。
まあ、確かにそれは良くわかります。
たとえば、ペーパードリップの場合だと、ドリッパーという器具をジャバジャバ洗えば、それで洗浄は終了です。
ところが、フレンチプレスの場合は、1つ1つ部品を分解して洗わなければなりません。
この部分が、「フレンチプレスのお手入れは面倒くさい!」と敬遠されるところでしょう。
ただ、個人的な意見としては、慣れてしまえばそれほど面倒には感じないと思います。
フレンチプレスは、大きく分ければポット部分とフィルター部分のみ洗えば良いわけですからね。
サイフォンの洗浄や、ネルドリップの煮沸などに比べても、比較的お手軽と言えるのではないでしょうか?
フレンチプレスの洗い方や手入れでちょっとだけ注意したいこと
これは前述しましたが、フレンチプレスのポットの底に溜まったコーヒーのカスを処分する際、直接排水溝や三角コーナーには捨てないようにしましょう。
なぜなら、キッチンの詰まりの原因となるからです。(環境にも悪い?)
おすすめな方法としては、100円ショップなどで販売されているペーパーフィルターを使うことです。
安いペーパーフィルターをドリッパーにセットして、フレンチプレス内のコーヒーカスを濾してからゴミ箱に捨てると良いでしょう。
コーヒーカスは1時間半ほど放置しておき、水気を切ってから廃棄すると良いです。
コーヒーを入れ終わって、コーヒー粉末を廃棄したら、軽く洗剤を付けて柔らかいスポンジなどで優しく洗いましょう。
使用する洗剤は、人工的な匂いが付いてないタイプが良いですね。
あと、あまり強力な洗剤を使うことも、器具を痛めてしまいますので避けてください。
ただし、フレンチプレスはコーヒーオイルの付着がけっこうあり、空気と触れて酸化がしやすいです。
酸化したオイルが悪臭を発生させないように、キレイに洗い落す必要があります。
できれば、1週間に一度は煮沸を行うことをオススメします。