ネルドリップのデミタスはコーヒーの真骨頂?
ネルドリップによるコーヒー抽出を始めた方がしばらく経験を積んだら、ぜひデミタスコーヒーにチャレンジして欲しいな~と思います。
ネルドリップで「デミタス」を楽しむことはコーヒーの真骨頂とも呼ばれますが、若干技術が必要になってきます。
では、普通のコーヒーより淹れる技術を必要とするデミタスコーヒーは、どうやって淹れるといいのでしょうか。
ここでは、ネルドリップによるデミタスコーヒーの淹れ方について書いていきます。
ネルドリップによるデミタスって、どんなコーヒー?
ところで、コーヒー初心者の方は、ネルドリップ?デミタス?それって一体なに?と思われることがあるかもしれません。
デミタスとは、フランス語で「半分サイズのコーヒーカップ」を指します。
小さめのカップを使って淹れた濃いめのコーヒーであれば、デミタスと呼ばれます。
淹れ方や使う道具は違いますが、エスプレッソやトルココーヒーもデミタスに含まれますよ。
小さめのカップで提供される濃いめのデミタスコーヒーは、食後に好んで飲まれています。
ネルドリップでは、点滴抽出でゆっくり時間をかけて淹れれば、キリッとした風味の濃厚なデミタスコーヒーを楽しむことが出来ますよ。
ネルドリップでは、コーヒー豆の量はもちろんのこと、淹れ方を調整するだけでも、自分の好きな濃さのコーヒーを淹れることが出来ます。
初心者には難しいデミタスコーヒーですが、ぜひ技術の向上とともに一度挑戦してみてくださいね。
ネルドリップでデミタスコーヒーを淹れるには?
ネルドリップでデミタスコーヒーを淹れる時は、抽出する速度と、一度に注ぐお湯の量が重要になります。
ネルドリップのフィルターは、お湯を通しやすく、一度に沢山のお湯をコーヒーの粉に注ぐと、若干薄くてあっさりしたコーヒーが出来上がります。
デミタスコーヒーを淹れたい時は、低い温度のお湯を使って、出来るだけゆっくり時間をかけて「点滴抽出」で淹れましょう。
それでは、大まかにですが、ネルドリップによるデミタスの淹れ方を説明します。
まずフレンチロースト位のコーヒー豆を「中挽き程度」の粗さに挽いて、コーヒーの粉を13g~15gほど使いましょう。
お湯の温度は、大体65~70℃くらいの低めで設定してください。
まず、第一投目のお湯は、細口のポットをゆっくりと傾けながら、ポタポタと点滴になるくらい細く細く注ぎましょう。
コーヒー豆の粉にお湯がまんべんなく染み渡ったら、いったん注ぐのを止めて、豆が膨らみ切るまで待ちましょう。
十分に膨らんだら、同じく点滴でポタポタと第二投目のお湯を注ぎながら、徐々にお湯の太さを太くしていきます。
この辺りは、経験が必要になりますが、目安としてはコーヒーの抽出液が下に落ちていくスピードに合わせて、だんだんとお湯を太くしていく感じです。
抽出時間は、10~20分くらいを目安にすると良いでしょう。
一度に注ぐお湯の量が少なく、時間をかけて抽出するほど、濃くて香りのいいコーヒーが出来上がります。
いつものコーヒーを淹れる時よりも、お湯を細くゆっくりと一定のペースで入れてくださいね。
ネルドリップでデミタスコーヒーを淹れるのは、最初はちょっと難しいかもしれません。
しかし、ネルドリップの極みとも言えるので、コーヒーを淹れることに慣れてきた方は、ぜひネルドリップのデミタスコーヒーも試してみてくださいね。
食事が終わった後に、一息入れるためのコーヒーをゆったりと淹れる。
ふんわり周囲に広がるコーヒーのいい香りは、本当に食後にぴったりです。
キリッとした苦味の濃いめのコーヒーは、口の中をさっぱりさせてくれますよ。