直火式エスプレッソマシンの入れ方について
それでは、エスプレッソの入れ方についてご説明します。
エスプレッソには、「直火式タイプ」と「電気式タイプ」の2種類があり、それぞれに入れ方が異なります。
ですので、今回は両方のタイプの入れ方をご説明しましょう。
まずは、リーズナブルで、持ち運びにも便利な「直火式」からです。
直火式のエスプレッソマシン 入れ方の流れ
では、直火式によるエスプレッソの入れ方の流れをご説明します。
(1)エスプレッソマシンに材料を入れます
まず、下部分のポケット内に入れたいコーヒー分の「水」を注ぎます。
次に、バスケットと呼ばれる部分へ「深煎りの極細挽きのコーヒー豆」を1人分6g~8gほど投入します。
そして、上からギュッと圧力をかけて押し固めます。
(2)エスプレッソマシンの部品を組み立てます
上部分のポットやバスケット、下部分のポケットを組み立てます。
ポット部分の接合部から液体や気体が漏れ出さないようにすることは、非常に重要です。
圧力がかからないだけではなく、思わぬ事故につながる可能性があるからです。
しっかりパッキングされているかどうかは、入念にチェックしてください。
(3)エスプレッソマシンを直火にかけます
3つの部品をシッカリと組み立てたら、マシンを直火にかけます。
下部分のポットに注がれたお湯がグツグツと湯立ってきたら、そのままパイプを通って上昇します。
下のポットが空になった頃を見計らって、火から降ろしましょう。
この時、お湯がコーヒー粉末の層を通過して噴き上がりますので、上部分のポットにコーヒーエキスが抽出されているのを確認してください。
直火式エスプレッソ器具は、非常に熱くなっています。
火傷をしないよう細心の注意をはらいながら、事前に温めておいたカップへエスプレッソを注ぎましょう。
一番楽しみな瞬間ですね^^
ここで直火式エスプレッソをおいしく入れるための注意点があります。
直火式エスプレッソの場合、入れたいコーヒーの分量分の大きさの器具を使うことがポイントです。
入れたい分量より大きいサイズの器具を使用すると、お湯の量が器具と比較して少量になってしまいます。
そのため、エスプレッソの持ち味であるはずの「圧力」が十分に加えられなくなるのです。
思わぬ抽出の失敗にもつながるので、必ず入れるコーヒーの量に合わせたサイズの器具を使うようにしましょう。