カフェ・ブルボンとは?
お酒を使ったコーヒー「カフェ・ブルボン」はフランスで飲まれている甘酸っぱいホットコーヒーです。
日本でも、カフェ・ブルボンを提供している喫茶店やカフェはあります。
ただし、カフェ・マキアートやカフェ・カプチーノなどと比べると認知度は低いでしょう。
そこで、今回はフランスで飲まれているコーヒーのお酒「カフェ・ブルボン」のおいしい秘密と作り方をご紹介したいと思います。
カフェ・ブルボンのおいしさの秘密はシェリー酒?
カフェ・ブルボンとは、別名「田舎風コーヒー」と呼ばれていて、フランスのブルボン地方で誕生した甘酸っぱいコーヒーのことを指します。
カフェ・ブルボンには、スペインの「へレス」という町を中心に生産されている「シェリー酒(白葡萄酒)」が加えられています。
これが、独特の酸味の正体なんですね。
シェリー酒には、4つのタイプがあります。
Fino(フィノ)・・・辛口で食前酒として用いられる定番。
Nanzanilla(マンサニージャ)・・・サンルーカル・デ・バラメダという町でしか作れていない強く引き締まった風味を持つ。
Amontillado(アモンティリャード)・・・酸化熟成によって色が褐色になり、さらにアルコール度数が高くて食前または食中酒として人気が高い。
Oloroso(オロロソ)・・・酵母が無いため、腐敗防止としてアルコール度数を高くし、なめらかでマイルドな口当たりの食中及び食後酒として利用される。
この4つが代表的となっています。
これら4つのシェリー酒には、パロミノ種というブドウが使用されていて、気候や添加するアルコール量などによって香りや味わい、色彩などが大きく変化します。
もちろん、パロミノ種以外にも、甘口シェリー酒に使用される「ペドロヒメネス種」や「モスカテル種」という白葡萄もあります。
カフェ・ブルボンを作るためにシェリー酒を購入される方は、ご自身に合った香りや味わいを持つシェリー酒を購入されることをオススメします。
カフェ・ブルボンのおいしい作り方
シェリー酒も購入し、お好みのコーヒーも購入したら、早速コーヒーのお酒「カフェ・ブルボン」を作ってみませんか?
作り方はとっても簡単なので、誰でも簡単に淹れることができます。
では、カフェ・ブルボンのおいしい作り方をご紹介します。
【カフェ・ブルボンの作り方】
(1)カップを事前に温めておきます。
(2)フレンチ・コーヒーを淹れて、温めておいたカップに注ぎます。
(3)コーヒーの入っているカップにシェリー酒を数滴加えます。
(4)砂糖をお好みで加えたら完成です。
カフェ・ブルボンでは、ミルクを一切加えません。
今回はコーヒーのお酒「カフェ・ブルボン」をご紹介させて頂きました。
是非、この機会にフランスの田舎風コーヒー「カフェ・ブルボン」を作ってみてはいかがでしょうか。