コーヒーカップの高級ブランド「ヘレンド」とは?

コーヒーカップ高級ブランド「ヘレンド(HEREND)」とは、ハンガリーの老舗洋食器メーカーです。

 

へレンドは、古くからヨーロッパ貴族たちから愛用されています。

 

特に、世界の商工業の覇権を掌握した英国君主ヴィクトリア女王や、欧州で最も由緒ある家柄のハプスブルク家、そして英国最大の富豪ロスチャイルド家など・・・

 

いわゆる「名門」と呼ばれる上流階級の方々からの人気が極めて高いブランドです。

 

今回は、そんなコーヒーカップの高級ブランド「ヘレンド」の歴史と、オススメのコーヒーカップをご紹介したいと思います。

コーヒーカップ高級ブランド「ヘレンド」の歴史

ヘレンドの歴史は古く、1826年にハンガリーの首都ブダベストより南西およそ120km離れた、ヘレンド村で誕生しました。

 

ヘレンド村は、自然豊かで美しい田園風景と、ヨーロッパ地方最大級の湖「バラトン湖」の近辺にあります。

 

当時、ヘレンドは、磁器を製作する小さな村工場でした。

 

そんな中、1839年に経営を引き継いだモール・フィッシャー氏によって、磁器の生産を時代に合ったデザインや形状へと変化させ、ヘレンドオリジナルのパターン開発や販路の開拓を促進させて行きます。

 

そして、1842年にハンガリーで開催された「第1回ハンガリー産業博覧会」では、そのレベルの高さに来場者たちは驚きました。

 

結果的に、博覧会に訪れていた英国最大の富豪「ロスチャイルド」の目に止まり、ヘレンドに対して投資が開始されることになったのです。

 

1851年には、首都ロンドンにて開催された世界初の「第1回万博博覧会」にも、ヘレンドは参加します。

 

そこで、当時の英国君主ヴィクトリア女王に出会い、ウィンザー城において使用するディナーセットの注文を受けることにもなったのです。

 

これがきっかけとなり、ヘレンドの名は世界中に広まり、世界各国の王侯貴族たちから人気を集める磁器メーカーとなりました。

コーヒーカップの高級ブランド「ヘレンド」の意外な歴史

ヘレンドの華々しい成功の影には、莫大な借金が存在していたと言われています。

 

その大きな理由は、コストを度外視した芸術性の追求だったと言えるでしょう。

 

ヘレンドの創立者であるフィッシャー氏は、より高度で優れた技術と芸術性を求めるがあまり、採算の合わない赤字経営を行っていたわけです。

 

フィッシャー氏が引退後、彼の子どもたちは、借金を返そうと、コストを削減し始めました。

 

ところが、芸術性を犠牲にしてしまったヘレンドの食器から、人々は離れて行ってしまったのです。

 

そのため、借金を返せるだけの利益が上がらず、子供たちはフィッシャー氏のやり方が正しかったことに、ようやく気付きます。

 

結果的に、コスト削減より、「技術力」と「芸術力」を向上させるという、ヘレンド本来の経営方針へと指針を戻したのです。

 

現在、ヘレンドは1993年には「国営企業」から「私営企業」となっています。

 

そして、創業から受け継がれたヘレンドの優美な「美術工芸価値」を守り続けています。

 

さらに、時代の流れと共に進化を繰り返し、あえて手作りと手描きにこだわり、誰からも愛される素晴らしい洋食器を作り続けているのです。

コーヒーカップ高級ブランド ヘレンド記事一覧

およそ200年の歴史を持つハンガリーの高級洋食器ブランド「ヘレンド」。ヘレンドと言えば、「ロスチャイルドバード」や「インドの華」などが伝統的なパターンとなっており、たいへん人気があります。また、1862年に、歴史あるヴィエナ釜が閉鎖された際に継承された「ウィーンのバラ」や「パセリ」も女性から絶大なる人気があります。今回は、優雅なコーヒータイムを彩るヘレンドのオススメコーヒーカップをご紹介したいと思...